今日の心がけ~職員のスピーチ~

大いなるもの

2014.04.21

大いなる ものが過ぎ行く 野分かな / 高浜虚子

大自然の猛威を前にすると、人間の存在がいかに小さなものであるかを実感します。
私たちの祖先は大自然に「大いなるもの」を感じ、畏れ敬いました。
豊かな恵みをもたらす美しい自然を愛すると共に、その大いなる力の前では、謙虚な姿勢を忘れないようにしたいものです。

◆今日の心がけ◆自然を畏敬しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

お話のように、私たちは台風の時期に風の被害を最小限にするために窓に板を打ち付けることや、飛んでしまいそうなものを補強したりするという対策は出来ても、風そのものを止めることや雨を止ませることは出来ません。ただ早く通り過ぎてくれるのを、静かに、無事を祈りながら待つことしか出来ません。

ですが、この被害をもたらすとされる“風”や“雨”も、無くなってしまうと作物は育たず、水も無くなり、もしかしたら季節も変わらないのかもしれません。
これでは人間は生きていけません。

昔の人々はそのことをよく知り、とても大事なことだと知っていたので、お祭りなどで自分たちの生活を守ってくれている自然への感謝と敬う気持ちを表し、自然と上手に付き合う方法を常に考えながら生活をしていたのだと思います。

それに比べ、今は人間の力で雨を降らせたり止ませたりと、自然まで人間の力で操作しようとしていることに、少し不安を感じたことがあります。
人間はこの世の中で「人間が一番で中心だ」と考えていることがあると思いますが、本来は自然の力を借りなければ生きることが出来ないのですから、もっと大切にして、感謝して、あることが当たり前だと思ってはいけないのだと改めて思います。

同じように、仕事も人間関係も「自分が一番!自分が中心!」と思って接していると、大切なことを見落としたり、大切な力を失ったりしてしまうと思います。
自分は、周りの様々なものや人が居てくれるから仕事が進められること、沢山の人の力があるから生きていけることを忘れずにいたいと思います。

庶務係 大澤

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