今日の心がけ~職員のスピーチ~
幸せを願う仕事
2022.04.01
日本独自の習慣として引き継がれているものに「結納」があります。
結納の際に納める結納品は、縁起物の九品目を男性側が用意するのが一般的です。
1909年に創業したI社は三代にわたって、結納品一式を取り扱っている老舗企業です。
同社は社長自ら、お客様の希望に添った結納品を提案します。
結納当日に持参する手土産もアドバイスします。
「人生のハレの日に使う物を扱っているので、心から幸せになってほしいという思いで、品物を選定している」と語ります。
社長は子供の頃多くのお客様が来店する日が「大安」だと自然と学んだといいます。
そして、その日の父の働きぶりに後継への憧れを抱いてきました。
幼少期より、慶事にふさわしくない言葉遣いなど、古くから守られてきた決まり事を父から教えられたそうです。
現在、三代続いたこの伝統の商いを、四代目、五代目へと継承させたいとの願いを込めて働いています。
今日の心がけ◆良き伝統を引き継ぎましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
埼玉純真の良き伝統は、何かと色々考えてみました。
私が入職し最初に驚いたのが、学生と廊下ですれちがう際の挨拶でした。
何年か勤務してもそれは変わらず続いています。
伝統と言うと少し大袈裟かもしれませんが、この挨拶は学生が卒業し、次にまた新しい学生が入ってきても、何年も変わらず残っている本学の良い習慣だと思います。
文中に出てきた老舗企業では、社長がお客様の幸せを心から願った接客をしているとのことでした。
私たちも学生が無事に2年間を過ごし巣立っていくまでの間、順調な学生生活が遅れるようにと心から願いサポートしています。
仕事をする目的は人それぞれです。
単にお金を得るために働く人もいれば、やりがいや社会貢献との思いで働く人もいるでしょう。
何代も続く老舗となるためには、自己の利益ばかりを優先せず、相手の側に立って物事を進めていくことが大切なのだと改めて感じました。
また三代目としての責任と誇りを持って働く社長の姿勢を見習いたいと思いました。
教務係 寺田