今日の心がけ~職員のスピーチ~
丁寧な仕事を行うということ
2014.04.03
本日の文章では、丁寧な仕事を行うことや物を大切に扱うことにより周囲の人々への心遣いができるという話でした。さて、お茶を淹れるという言葉がこの文章に出てまいりました。淹は常用漢字外なので目を引いてしまったのです。「淹」はエンと読み、ひたす、つかるという意味があります。火からおろしたお湯で急須に入れた茶葉をひたしてお茶等を抽出することを指します。戦国武将は、戦いの明け暮れの中、茶の湯を愛し、その静謐な時間を楽しんだそうです。お茶は熱々の湯よりほどよい湯加減で時間をかけて抽出したほうがおいしく出ます。まさにそういった意味を持つ「淹」という字に、私は古代からのロマンを感じたのであります。ところで、限りある資源の言葉通り、人が生活し、仕事を行うことは常に自然の恩恵を受け続けています。新学期が始まりましたが、人が使用する物はすべて自然から得たものです。モノの扱い・接し方に我々も学生ももっと気を配ることが必要です。ムダをなくしゴミを減らす、これも丁寧な仕事により可能になります。
以上
事務局係長・入試広報担当 奥貫