今日の心がけ~職員のスピーチ~
問題のないのが問題
2014.02.20
「何か問題ありますか?」と聞かれた時に「問題はありません」と答えた事があります。
「大丈夫」と思っている時こそ、何かを見落としてしまっているというお話を以前学長先生からお聞きしましたがそのとおりです。
慣れた道だからと気を抜いて運転し危険な思いをしたり、書類送付はまだ大丈夫だろうと思っていると、大至急用意することになり焦るという思いをしたことがあります。
実際に学生も
「実習大丈夫でしたか?」
「日誌はきちんと書けましたか?」
と学生に尋ねると、
「大丈夫です」という学生がいます。
しかし、その殆どの学生が日誌をきちんと書けていなかったり、何かしらの問題があります。
逆に、
「こんな所ができなかった」、
「もっとこうすれば良かった」、と反省をしてこれを活かし、
「次はこうしたい」という学生もたくさんいます。
そのような学生は次の実習では進歩をみせ、よい実習ができています。
私も学生からの
「大丈夫です」
「問題ないです」
の言葉に安心してしまうのではなく、実習での感想、学んだ事、日誌をどのように書いたかなど細かく質問しなくてはいけないな~と思いました。
「大丈夫、問題ない」と答えた時点で、問題がないのでそれ以上何かをしようとしないため、成長が止まってしまいます。
実習では指示待ちの学生が多く、言われるまで動かないということがよくあります。指示を受けたことは問題なくこなしますが、それ以外は進んで行動しなくなります。そして、言われたことだけ行い、自分では考えなくなります。
私も、問題がないからといって安心するのではなく、こうしたらもっと
「仕事が円滑に進む」
「純真がよくなる」
「学生のためになる」
と考えて行動していこうと思います。
常に問題意識を持って、「改良」・「改善」、そして「進歩」・「前進」をしていけるよう心掛けていきたいと思います。
◆今日の心がけ◆問題意識を活用しましょう
(『職場の教養』:社団法人倫理研究所より)
実習指導 林