今日の心がけ~職員のスピーチ~

大雪なんて物ともせずに大繁盛

2014.02.18

美容師として二十年近く腕を磨いてきたKさん。接客力・技術力も身につき、念願だった美容室を独立開業することができました。
喜びと不安が入り交じる中、これまで以上に懸命に働きました。また休みの日には経営者としての勉強も積み重ね、店は徐々に軌道に乗っていきました。しかし、目標とする来客数には、今一歩届かない状況です。
…『職場の教養』(社団法人倫理研究所)「繁盛の影には」より抜粋

この中で、“今一歩届かない状況”とあります。
接客や仕事の技術、企画力など、経営がある程度上手く軌道に乗せられて成功している人にとって、さらにその上の目標へ到達させるためには、何が必要なのでしょうか。

それは、「ちょっとしたこと」の人知れない努力が差を生むのかもしれません。

企業の成功者の紹介として、社長が朝一番に出勤して掃除をする・・という話は、よくメディアを通して耳にしますが、最近、全国的に知られた例としまして、「餃子の王将」の亡くなられた大東隆行社長がそうだと思います。

この「餃子の王将」では、軍隊のような厳しいスパルタ的な社員研修が有名で、それは、会社の業績を重視するのではなく、社員の人格形成や向上を目的としているのだそうです。

大東さんは、朝一番に出社して、玄関や駐車場に散水したり掃除をしていたそうですが、狙撃されたのがその時でした。ワイドショーなどでは、厳しい研修による恨みを持った社員による犯行ではないかと、取り上げられていましたが、朝の清掃の理由は、「従業員には綺麗な会社で気持ちよく働いてもらいたいから」とのことで、厳しいながらも愛されていた経営者だったのではないでしょうか。

記録的な大雪が積もった先週の土曜日の昼下がり、私は食糧を前もって蓄えておかなかったため、外食でもしようと、雪の中をこいで歩いて駅前に出てみましたが、店はどこもまともには開店していませんでした。諦めてコンビニでカップ麺でも買って帰ろうかと思ったところ、「餃子の王将」が普通に営業していました。どうやってスタッフは出勤して来たのだろうと思いましたが、この状況ですから大繁盛です。

さらに上をいく経営者の厳しい姿勢と温かい眼差しは、このような「ちょっとしたこと」の積み重ねが、良い結果を引き寄せているのかもしれません。

入試広報・特別任務担当 係長 中村 周

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