今日の心がけ~職員のスピーチ~
平均値の罠
2022.04.01
人間はしばしば他のものとの比較をしたがります。
比較対象となる代表例として、平均値が挙げられるでしょう。
たとえば、テストの点数や年収、子供の成長速度などについて、平均より上だと安心し、下だと不安を感じることはよくあるものです。
なぜ、平均値より下だと不安を感じてしまうのでしょう。
その背景には、「平均値=普通」という誤解があります。
実は、平均値は必ずしも「普通の値」を表しているわけではありません。
特に、極端に大きい数値の人がいると、大多数の人は平均値を下回ります。
一例として、十人のテスト結果で考えてみましょう。十人のうち一人が百点で、残りの九人が五十点だとします。
すると、平均点は五十五点となり、十人中九人が平均より下ということになります。
平均値の正確な意味を考えてみることで、不必要な劣等感に苛まれることはなくなるはずです。
何かと自分を比べて、一喜一憂することはやめはしょう。
今日の心がけ◆平均値に惑わされないようにしましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
人間はしばしば他のものとの比較をしたがります。
他人に厳しく自分に甘く暇で人と比べて他人の不幸は蜜の味。
他人の幸福は飯がまずいは人間の自然な姿だそうです。
妬みは7つのたいざい大罪でもあり、そうならいようになってほしいです。
事務局係長 田中淳一