今日の心がけ~職員のスピーチ~
口論の原因
2014.02.05
今回のスピーチのタイトルは「口論の原因」でした。
Bさんは、通勤電車のドア付近に立ち、ぼんやりとホームを眺めていました。
すると電車が発車直前に、男性が飛び込んできてBさんの右肩に激しく衝突しました。
Bさんは激怒し、男性と口論になりました。
電車を降りてからも一日中不快な思いを払拭できず、気を静めるために
口論になった原因を冷静に振り返ってみると、
自分に相手や周囲への配慮が足りなかったことに思い至ったのです。
◆今日の心がけ◆些細な配慮を心がけましょう
(社会法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より)
このお話を読んで、私が思い出したのは、友人や親しくしている仲間から「あなたとは口論にもならないよね」と言われることがよくあることです。それは、私自身がこのお話のようなことを何度か経験したからです。
ちょっとしたことに腹を立てて、感情のままに「自分は間違っていない!」と強く主張するように文句を言ったり、相手を罵るようなことを言ったりしてしまったことあります。その時に、相手を傷つけたことは勿論ですが、それよりも周囲の空気を悪くし、それまで楽しかったはずの場を物凄く嫌な思い出にしてしまいました。私自身も言ってしまったことでスッキリしたどころか、余計にムカムカしてしまったり、周囲の友人たちに申し訳ない気持ちと、嫌われたのではないかという気持ちで、ひどく落ち込みました。その時に味わった気持ちが本当に嫌な記憶として残っているため、今は相手に向かって怒りを直接ぶつける事はしなくなりました。
このことがこのお話の“些細な配慮”なのかは分かりませんが、ちょっと自分の胸や腹に納めたり、言葉を飲み込むことでその場が収まるのであれば、もしかしたらそれがその時の正解なのかもしれません。正しいと思って注意したり言い出したことで、後味の悪い気持ちになってしまうのであれば、それは相手にとっても周囲にとっても、ましてや自分とっても、何のプラスにもなってはいないことになります。
何かを言い出す前にひと呼吸おいてみて、本当に今言うべきことなのか?この言葉でいいのか?自分が言われたらどうだろう?など、ちょっと考えてから口に出すように心掛けて、相手の気持ちや立場をまず察することができるように、日頃から心に余裕を持っていたいと思います。
庶務係 大澤