今日の心がけ~職員のスピーチ~
結果は天の領分
2022.03.30
秋も深まり、紅葉が美しい季節となりました。
『金色夜叉』などで知られる明治期の小説家・尾崎紅葉は、本名を徳太郎といいます。
「紅葉」という筆名は、生誕の地である東京都港区・増上寺の紅葉山にちなんだものです。
紅葉の季節に、三十五歳の若さでこの世を去りました。
「いくら此方で力んだって、天気と疑いばかりは先方からはれるのだ」。
これは尾崎紅葉が遺した言葉です。
天候や気候は、自分の力ではどうすることもできないものです。
また、先のことは、あれこれ心配してもどうにもなりません。
尾崎紅葉の言葉は、結果は自ずと出てくることを教えています。
結果に心を奪われ、取り越し苦労をしても、仕事は前に進みません。
結果を考え過ぎるのは、それだけ「今」を疎かにすることになります。
自分ではどうにもならないことに心煩うより、「結果は天の領分」との自覚を持って、今やるべきことに取り組みたいものです。
今日の心がけ◆真心で目の前のことに取り組みましよう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
新学期が始まるため、各係迎え入れる準備を行なっており、優先順位をつけながら目の前にあることを、どんどん処理をしているところです。
私たちにとっては毎年のことでも、新入生にとっては初めてのことで、思い出に残るものになるよう、準備を一生懸命行わないといけないと心掛けています。
仕事は1年のなかでも、とても忙しいときではありますが、今年はどんな雰囲気の学生が入学するのか、会えるのを楽しみに、前向きに仕事に取り組んでいきたいと思います。
教務係 田口