今日の心がけ~職員のスピーチ~
何気ない行為に注意をしよう
2013.11.18
書斎で調べ物をしていたAさんは、一番下の引き出しから書類を取り出しました。そして書類を見ながら、引き出しを足で蹴って閉めたのです。ふと視線を感じて振り返ると、二歳になる娘がこちらを見ていました。しかも嬉しそうにAさんのそばに駆け寄り、引き出しを蹴り始めたのです。慌てて止めようとしましたが、時すでに遅く叱ることなどできませんでした。Aさんは普段、足を使って引き出しを閉めるようなことはしません。しかし、その行為が良くないからしないという形だけの戒めでした。そのため、気が緩んだ際に足で扱ってしまい、結果として娘に見られてしまったのです。
人は誰かに見られていない時ほど、気が緩んでしまうものです。そのような時こそ、はっきりと人間性が現われます。意識した動作ではなく、無意識の動作は、心持ちが形となって反映してしまうのです。物に対する感謝の心、大切に扱おうという気持ちが欠如していたことを反省したAさん。一つひとつの動作に、心を込めるよう改めたのでした。
今日の心がけ◆所作に心を込めましょう
「職場の教養」(倫理研究所刊)
大体ですが、同じに過ごしていると似たような行動になっている、もしくは取っていると思います。教職員が出来ている姿を見せると面白いように学生もそうなって教職員が出来ていない姿を見せると面白いように学生もそうなって逆もあり、似ているなあと思います。
そのことをお互いに感じ取って雰囲気が出来上がっていると思います。学生のみなさんも教育者になります。今日の心がけにある所作に心を込めましょう。
所作とは
「行い」
「振る舞い」
「しわざ」
なるべく良い連鎖になるよう一つひとつ心を込めて過ごしましょう。
事務局学生・特別任務担当係長 田中淳一