今日の心がけ~職員のスピーチ~
“好い加減”に“的当”
2013.11.19
『職場の教養』(倫理研究所)の「いい加減」の中で紹介されている一文に、
“大切なことは、自分一人で頑張ろうとせず、
人の知恵や周囲の力も借りながら、
ニコニコと笑顔で取り組んでいくことでしょう。”
とありますが、これは正に普段の自分のことを示しているなと思います。
ただ、私の場合、ニコニコと笑顔で取り組んでいますが、人の知恵や周囲の力を借りるだけではなく、もう少し自分一人でも頑張った方がいいのではないかと、自分自身へ問いかけもします。
「いい加減」には良い意味と悪い意味があると紹介されていますが、同様の言葉として「適当」があります。これは、本来「的」を「当」てるという意味があるそうで、「適切かつ妥当」の省略ではないかとも言われているそうです。どちらにしても良い意味ですが、いい加減な意味合いとしての「適当」もあります。
この「いい加減」と「適当」の状態として共通しているのは“曖昧”であることです。この曖昧さを人がどのように受けとめるか、その度合いの違いで、良くも悪くもなります。
度合いを良い方向へ導くには、どのようにすればいいでしょうか。
一人の力を数字の1とした場合、集団の力を結集すれば何倍にも増えて、それが仕事の成果に結び付くのであれば、とても素晴らしいことです。しかし、一人の力がプラスとは限りません。マイナスの値が続いてしまったら…望ましい結果とはなりません。
“好い加減”とするには、日頃のコミュニケーション力が不可欠なのかと思います。
入試広報・特別任務担当 係長 中村 周