今日の心がけ~職員のスピーチ~
履物を揃える(朝礼スピーチより)
2013.11.06
今朝のスピーチは私が担当でした。本日のタイトルは「履物を揃える」です。
「履物を揃えると心が揃う」と学んだ方が職場で継続的にスタッフの履物を揃え続けていると、次第に心の落ち着きを感じるようになり、更に、職場のほとんどのスタッフが、自ら履物を揃えるようになっていきました。しかし、職場の長だけは、どんなにまわりの履物が揃っていても気にもとめず、脱ぎっぱなしでした。
「どうすれば変わるのだろうか」と悩んだ末に、<相手を責めていた。履物を揃えるのは、誰の為でもなく自分自身のためにはじめたことだった>と再確認しました。<自分のために>という心で履物を揃えるようになると、長も履物を揃えるようになりました。
変化の矢を相手に向け、相手を変えようとしている間は、人は決して変わりません。その矢を自分に向け、自分が改まった時、相手は変わっていくのです。
◆今日の心がけ◆自分の心を見直しましょう
(『職場の教養』:社団法人倫理研究所より )
という内容でした。
この内容に似た経験をしたことがあります。保育園で5歳時(年長)を担任した年の事です。5歳になると、気の合う子、合わない子とハッキリしてきます。その年のメンバーは、どちらかというと、あまり仲の良くないクラスで友達同士のトラブルも多く、「ごめんなさい」「ありがとう」がないクラスでした。
私自身、子どもは大好きでしたが、このようなトラブルばかりで「○○ちゃんが仲間にいれてくれない・・・」など仲裁ばかりの状態が嫌でした。
このままではいけないと思い、「私が変わればクラスも変わる!」感じました。小さなことでも「ありがとう」を言うようにはじめてみました。
・机を拭いてくれてありがとう。
・元気に登園してくれてありがとう。
・お歌を上手に唄ってくれてありがとう。など・・・
沢山「ありがとう」を子ども達に伝えました。
そうすると、1~2カ月くらいしてクラスの子ども達から「先生ありがとう」「家族にありがとう」「お友達にありがとう」と自然と言う子が増え、クラスも皆で物事に取り組む姿が多く見られるようになりました。
人間関係では、「相手が変われば、自分も変わるのになぁ~」と考えてしまいます。その方が自分にとって楽だからです。しかし、このようなことは一度とうまくいったことはありません。相手を変える前に自分が変わることを心掛けると人間関係はうまくいくと感じます。
スピーチの内容の中で、職場の長はわざと靴を揃えず、信頼出来る人間を見出そうとしていたのでしょう。正しい行いを習慣化していくと、心も習慣化していきます。私が正しい行いをすることで、学生も正しい行動が出来るようになれば良いと思います。そして、良い学生を育てていきたいです。
実習指導室 林