今日の心がけ~職員のスピーチ~

経験の積み重ねを成果へ導くように

2013.11.01

『職場の教養』(倫理研究所)の「退路を断つ」で紹介されている三上延という作家は、武蔵大学の出身で、学生時代は文芸部に所属して活動していたそうです。実は、私も大学生の頃、文芸部でサークル活動をしていました。

自分と同様に文学部の学生が多く、将来、小説家になって生計を立てたいと本気で考えている部員が周りにいて、実際に夢を叶えて作家デビューを果たしたり、新聞や雑誌の記者として生活している友人がいます。

ただ、その思いを実現するために「退路を断つ」というリスクの大きい行為は、誰しもができることではないかもしれません。実際、私は、単なる趣味としてフワフワと楽しんでいただけで、職業と結び付けようとは考えませんでした。

人は、普段の生活や仕事の中で、ブレーキをかけながら行動していることが多いと思いますが、ブレーキをかけ過ぎると、逃げ道となり、そこに楽を感じて甘えが生じます。結果、大した成果を出せないことになります。

「退路を断つ」姿勢は、目標の実現のために、出せる力を全て注ぐことによって、想像以上の能力を引き出すことができる場合があります。そのためには、日々の鍛錬や経験を積み重ねて、複合的な力(チカラ)を蓄えていかなければなりません。

努力は必ずしも報われるとは限りません。退路を断ったところで、ダラダラと成果を出せずに業務に取り組み続けても意味はないかもしれません。それでも、その時に一見無駄であったかのような努力が、経験として蓄積されて、これまでの、あるいはこれからの経験と組み合わされて大きな成果へと導くこともあるでしょう。

気構えや根性というような精神論に留まらず、少しずつでも確実に実を結ぶように、仕事をやり抜きたいと思います。

入試広報・特別任務担当 係長 中村 周

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