今日の心がけ~職員のスピーチ~

素敵な人生

2013.10.11

埼玉県秩父市の金昌寺には石仏愛好家の間で有名な通称「マリア観音」と呼ばれる仏像があります。この仏像は観音様が子育てをしている珍しい仏像だといわれています。写真家の故・長谷川聡子さんは、この仏像に魅せられた一人です。写真集制作途中の長谷川さんは癌に侵され、闘病生活の中にありました。ところが「写真集を完成させることができなかったら、死んでも死にきれません」
と医師に訴え、治療を中断してまで作品の制作に打ち込みました。完成した写真集が病床に届けられた際、「これで思い残すことはない」と語り、「生きることはすばらしい。死ぬこともまたすばらしくありたい」と周囲に伝えます。充実した人生を送った人ならではの言葉といえるでしょう。
長谷川さんが気力と体力をふりしぼって作った写真集は、石仏に寄せる撮影者の愛情と女心が見る者の胸にしっとりと伝わると、今日でも語り継がれています。私たちは気品とやさしさの中に、長谷川さんが示したような「生活規範」を兼ね備えた人生を送り、「自己が生きた証」を示す使命があるのです。

今日の心がけ◆与えられた使命を全うしましょう
「職場の教養」(倫理研究会刊)より

スピーチするにあたりいろいろ考えさせられました。埼玉県秩父市・仏像・写真家・癌・闘病生活・人生・使命・・・。今日の心がけにあることが伝えたいことだと思います。

気品と聞くと本学の学園訓の「気品・知性・奉仕」を連想します。使命・・・と聞いて、最初に浮かんだのは、仕事と家庭です。さらに少し深く考えると自分自身ではないかと思いました。

この「マリア観音」の話は、子どもをもっている人の方が、そのお話しを深く受け止められてよかったのかもしれません。子どもを持っていない私ですが、親がいて私(子ども)がいるのだと考えることができます。そうすると私の場合は、ここでいう使命とは違うかもしれませんが、親孝行をすることだと思います。まだ全然ダメですが・・・。

物事を考えれば、知ればするほど親の凄さを感じます。親に恩を返すとはとてもいえず、感謝しきれないです。親孝行でこれをした、あれをしたことがあるではなく、し続けなければいけないと思います。

与えられた使命を全うしましょう。
与えられた仕事を全うしましょう。

仕事は、「いるだけ」、「ただするだけ」で、使命(仕事)を全うしたといえるでしょうか?
そういう風に考えることもできるでしょうが、でも、使命を全うするとは、それ以上のことが必要で、
それが求められているのではないでしょうか?

確かに「いるのも仕事」、「するのも仕事」かもしれません。でも、それ以上が「自分らしさ」で「自分が懸命に取り組む」からこそ仕事を全うしたことになると思います。

そのためにも、使命(仕事)を全うする上で、必要なことや改善するべきことなどの提案などをしていくことも大切です。

私は周囲の人からいろいろ忠告されたり、ほめられたりといろいろと言われた事がありますが、そのうちの一つに「吸収する力があるのがよい」と言われたことがあります。数日前に体操で金メダルを取った白井選手も吸収する能力が秀でているそうです。

これからは私自身のそのよいところを活かして、仕事の使命を果たし、これからも埼玉純真短期大学をよくすることに貢献したいと考えています。

学生・特別任務担当係長 田中淳一

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