今日の心がけ~職員のスピーチ~
埼短協 教職員研修会「地域・中高大連携」分科会に参加して
2013.09.10
毎年恒例の埼短協研修会について、今年度は、さいたま市に介護福祉系学科を設置している浦和大学短期大学部で開催されました。
午前から午後にかけての講演の後、「地域・中高大連携」分科会(第6分科会)では、実施している地域等との連携による活動の紹介が各大学からあり、「公開講座」はほとんどの大学が開催し、「出前授業」は広報系業者からの依頼が定期的にあって、「子ども大学」でも開催または開催の方向で検討しているとの報告がありました。
本学の場合、他大学と比較しても遜色ないか、それ以上の多数の活動を実践していることが分かりました。ただ、中高大間の連携については、高校からの体験授業の依頼は受けていますが、本格的な連携とは言えず、多少出遅れている感は否めませんでした。他大学では、高校の授業を大学で行うことを前提にカリキュラムを組んでいる大学もあり、学ぶべき点が多々ありました。
また、この分科会では、大学教育の社会への還元、地域等との連携が趣旨ですが、これらの活動の成果が入学希望者の増加へ結びついていることは明らかで、大学広報を意識した活動を展開させていく必要があるのではとの意見もありました。
このことは非常に重要な見解で、少子化が進むなかで短大存続の大きなカギとなるのではないでしょうか。もちろん、学生数の確保のために地域貢献を謳うつもりはありませんが、今後本学が、本学の理念、精神を変えずに存続していくためには、地域住民に本学を知っていただき、本学の理念、精神をより理解してもらう必要があります。
そのためには、「公開講座」や「出前授業」、「地域ボランティア」などに積極的に取り組んで、地域との交流を継続的かつ有意義に行っていく必要性があります。そして何より、地域に貢献できる質の高い学生を養成していかなければならいことを再認識させられました。
本学では、今年度の入学希望者の動向において、近隣地域からが増加してきており、教育活動ならびに地域活動の地道な積み重ねの結果が表れはじめた可能性もありますので、今後も積極的な地域・学校への寄与に取り組む所存です。
こども学科 助教 浅井 広
入試広報・特別任務担当 係長 中村 周