今日の心がけ~職員のスピーチ~
お題 「雑巾」
2013.08.02
今朝のお題は「雑巾」でした。「えぇ~!ぞうきん?」そうです。あの雑巾がタイトルでした。
ところが、内容は、道歌についてです。
「えぇ~!ど~か?」とまた質問が来そうですね。「道歌」とは、道徳的なあるいは教訓的な短歌をいうのです。人の生き方を和歌の形にして説いたもので、五・七・五・七・七のリズムで覚えやすく、江戸時代に盛んに広がったそうです。
お題である「雑巾」は、以下のような歌があります。
「雑巾も 当て字で書けば 蔵(ぞう)と金(きん) こちらふくふく あちらふくふく」
なるほど、うまいこと言うなぁと感心しました。他にはどんな歌があるのだろうと興味がわき、少し調べてみたところ
「かわいくば 二つ叱って 三つほめ 五つ教えて よき人にせよ」
というものがありました。今の時代、「褒めて育てる」という風潮がとても強く、「叱ることはよくない」と説く人がとても増えました。2人の子供を育てている私は、もともと短気なことと、「こんな人にはなって欲しくない」、という思いからついつい子どもたちを叱ってしまいます。
そんなとき、この道歌を詠んで、自分が行ってきたことに少し安心しました。我が子がかわいいから叱る。叱ったあとはその1.5倍褒める。そしてたくさんのことを教えてあげる。
この道歌をいつも頭の片隅において、娘達や本学の学生にも接していこうと思います。
◇今日の心がけ「昔の教えを見直しましょう」
「学ぶとは 知らないことを ひとつ知り 調べることで ひろく知る」
「叱る親 かわいいこどもに 道を説き 歩むこどもを褒めてやる」
入試広報担当 西山
(編集:藤田学長)