今日の心がけ~職員のスピーチ~
平成24年度 第2回FD・SD研修会
2012.05.25
今回の研修会は、曙ブレーキ岩槻営業所長・事業部長をされていた加藤尚男氏に、「変化の時代を生き抜く」というテーマで講演をして頂きました。加藤さんは産業社会学が専門で、大学と企業との連携による人材教育のプログラムの作成に携わってこられました。
今回の講義では新しい理論というよりも、現代がどんな時代で、その中でどんな組織が生き残るのか、ということを中心にお話いただきました。
まず、時代認識として、現代社会で今、何が起きているのかについて「グローバライゼーション」と「情報社会」をキーワードにして概略をお話いただきました。
そうした変化の激しい時代に生き残る組織とは、「変化に適応して自由度が高い創造的組織」であるとして、アップル社を例に説明してくださいました。そしてグローバルな人材を育てるという意味では、日本の大学は参加型・実践型の授業が少ないのが弱点だということです。
最後に、「何のために働いているのか」、「大学の中で自分がなすべきことは何か」を考えることが「本質的自己」の実現につながるとして、「良い仕事をすることが良い人生をつくる」、「仕事の達人になることは人生が豊かになる」ということをお話いただきました。
普段はあまり意識することのない、しかし、大変重要な日本の社会全体の大局的な流れや、自己実現することについて考える事ができた貴重な機会となりました。
FD&SD推進委員長 安倍大輔(こども学科 講師)