今日の心がけ~職員のスピーチ~
ネジを巻く時間
2022.03.11
心臓血管外科の第一人者であり、「神の手」を持つと言われる、
順天堂大学の天野篤氏。天皇陛下の執刀医としても知られています。
エリート街道を順風満帆に歩んで来たように思われがちですが、
氏は、三浪の末に医学部に合格しました。浪人時代はパチンコや
麻雀に明け暮れ、回り道や挫折も多く経験して、現在に至るそうです。
しかし氏は、「こうした経験は自分にとってネジを巻く時間であり、
その時間があったから、後に頑張ることができた」と語っています。
そして、「挫折がなければ、人の痛みのわからない医師になって
いたかもしれない」と振り返ります。
誰しも、現在に至るまでの過去には、悔やまれる失敗体験を
持っているものです。回り道をしてしまったことを後悔している
人もいるかもしれません。
しかし、挫折や回り道は、受け止め方によっては、決して
無駄にはならないでしょう。そうした経験も含めて、過去を
肯定して、次なる未来への一歩をしっかりと歩んでいきたいものです。
今日の心がけ◆過去を肯定し一歩踏み出しましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
学生生活や一人暮らしなど多くのことを経験してその時間があったから
いま充実していると思います。その時間が無ければいまないものねだりを
しているかもしれません。
年齢を重ねて無理ができなくなりましたが、少し多くのことを
考えれるようになった気がします。
環境が変わり失うとその価値が自分の中で決まります。
停滞している時は新しいことにチャレンジしたいと思います。
事務局係長 田中淳一