今日の心がけ~職員のスピーチ~
非難する前に
2022.03.10
「最近の若者は……」というフレーズは、いつの時代でも耳にします。このフ
レーズの後には、マイナスな表現や批判めいた言葉が続くことが多いようです。
年長者が若者を見た時、自分が同じ年代だったころと比べて物足りなさを感じ、それが言葉に表われるのでしょう。
豊富な人生経験を持つ立場から見れば、いつの時代も、若者は未熟に見えるものです。
一方、指摘を受ける若者としては、<そうかもしれない>とは思っても、実際にはどうしようもないことが多く、聞く耳を持てないのではないでしょうか。
そして、若者の方も、上の世代の人たちを見て、「最近の大人は……」と不満を持っているかもしれません。
大人は皆、子供であり、若者でした。かつての自分が「最近の若者は……」と言われたとき、どのように感じていたでしょうか。
頭ごなしに避難する前に、まずは自分が目標とされるような言動をしているかどうか、見直していきたいものです。
今日の心がけ◆見本となる大人を目指しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
時代で常識や習慣は変わってきます。
自分の世代では当たり前だと思うことがそうではなかった時に、つい、批判的な言葉を言ってしまいます。
学生に対して、このような批判めいた思いを抱いてしまうことがありますが、年代だけではなく、別の人間同士であれば、違うことはたくさんあると思います。
物事を知っているか知らないか、できるかできないかということだけですぐに判断してしまうこともあります。
しかし、最初がマイナス評価の人でも、知ろうと努力をする、覚えてできるようにするという姿勢がある人は、そうでない人と違うと感じます。
年代による傾向もあるにせよ、一方的に決めつけるのではなく、やりとりするその個人をよく見なければならないと思います。
また、お互いが相手を理解しようとする歩み寄りも必要だと思います。
人の目標とまではなりませんが、その時々で適切と思える行動をしていきたいと思いました。
教務係 相馬