今日の心がけ~職員のスピーチ~
文化の日
2022.03.02
本日は国民の祝日の一つ「文化の日」です。
皇居では毎年、文化勲章の親授式が執り行われます。
全国各地で芸術家が開かれたり、大学や図書館では、公開講座などの催しが開催されます。
もともとこの日は、明治天皇の誕生日にあたります。
明治時代は、「天長節」、昭和二十二年までは「明治節」と呼ばれていた休日でした。
現在は、日本国憲法が公布された日であることに由来し、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とした祝日となっています。
「文化」という言葉を辞書で引くと、その意味の一つとして、「人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果」とあります。
それは、長い年月にわたる人間の知恵の蓄積とも言い換えられるでしょう。
古くから残っている物や習慣や方法は、そこに関わってきた人の営みの歴史でもあります。
地域の身近な文化を知り、それを受け継いでいこうという心境を高める「文化の日」とするのもよいでしょう。
今日の心がけ◆地域の文化に目を向けましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
以前、読んだ雑誌に、今、日本では、自分の生まれた育った地域に目を向ける人が増えていると書かれていました。
ルーツとなる場には、いったいどんなものがあるのだろう?
どんなものが受け継がれているのだろう?
と考えたり、調べたりして、今まで何気なく行っていた場所を再度訪れてみると新しい発見があると思います。
大人になった目と心で誇れるものを探し、あるいは新たに生み出すことで、何かしら良い方向へと向かっていると思います。
そこで、羽生市の文化について調べてみました。
まず最初に県指定無形文化財として「武州藍染技術」があります。
中島安夫氏は4代目鶴吉を襲名し、江戸時代天保年間から続く中島紺屋の当主として伝統技術の保存に努め、長年の経験と技術により化学染色では出せない武州藍の微妙な色合いを生み出しているそうです。
その他にも、指定文化財として羽生市の上新郷に「川俣関所跡」もあります。
川俣関所は、慶長年間に設けられたもので、後に忍藩に属しました。
江戸に人質なっている諸大名夫人の脱出を防ぎ、また江戸の安全のため鉄砲の持ち込みを取り締まった場所だそうです。
他にも、羽生市の下村君に木造薬師如来坐像や羽生市西に「毘沙門山古墳」など調べてみると様々な史跡や文化財がありました。
自分の住んでいる地域やその周辺の文化も調べて、色々知った上で、また見学行ったり、遊びに行って、新しい発見ができたら更に楽しくなると思いました。
実習指導係 林