今日の心がけ~職員のスピーチ~
まずは挨拶から
2022.03.02
Aさんは、グループ企業の海外支社に赴任することになりました。
ある程度の英会話はできますが、海外での仕事は初めてです。
〈これからどうなるのだろう〉という不安でいっぱいでした。
実際に赴任してみると、現地スタッフとのコミュニケーションがうまく取れません。
そこでAさんが意識したのは、明るい挨拶です。
はじめは緊張もあり、遠慮がちな挨拶でしたが、少しずつ会話の頻度も増えました。
やがて、充実感を持って仕事に取り組めるようになりました。
たとえ流暢に会話ができなくても、職場内のチームワークを深めることは可能です。
まずは自分から爽やかな挨拶をしてみましょう。
その一言が職場を明るくし、同僚との繋がりを深める一歩となるかもしれません。
◆今日の心がけ◆自分から声をかけましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
このお話のように、言葉が上手く通じなくても、相手を思いやる気持ちや、様々な経験などから、仕事や日常の生活は出来るのだと思います。
ですが、言葉がちゃんと通じているのに、争いが起こってしまっていることも、残念ながら現実です。
これは、相手の顔をちゃんと見ていないから、どんな情況なのか想像もできず、思いやりのない行動になってしまうからなのか、言葉は上手に話せているけど、気持ちを伝えたり、相手を思いやったりすることがすごく下手だからではないかと、私は思います。
私自身、相手に気持ちを伝えることが下手で苦手なので、時々、負の気持ちを引きずったままで、そのこととは関係のない相手に対して、声が小さくなったり、目を反らしてしまっていることがあります。
学長先生がよくお話ししていますが、挨拶の時に相手の顔をちゃんと見るのは、今からあなたに挨拶しますよ!私は、あなたの存在をちゃんと認めていますよ!という、意思を表していることになるのだと思います。
それができなかった時は、悪いことしたなと自己嫌悪になり、1日中そのことが気になったりしています。
相手にも嫌な気持ちにさせてしまったり、何か気に障ることをしてしまったのかと悩ませてしまっているのかもしれません。
少なくとも、挨拶や返事を返してもらえなかったり、顔を向けてもらえなかった時は、私はそう感じてしまっています。
たかが挨拶ですが、1日の空気を決めるとっても重要な行為なのだと、このお話を読んで改めて感じました。
人間同士のやり取りについては、他にもちゃんと考えなくてはいけないことは沢山あると思いますし、相手にどう思われるか不安だったりしますが、相手の存在を認めて、自分の存在もちゃんと認めてもらえるように、まずは挨拶から良い空気を作れるように、心がけていきたいと思います。
庶務係 大澤