今日の心がけ~職員のスピーチ~
社長と一緒に
2022.02.25
社長と社員が一緒に朝食を食べたり、座談会を開催するなど、社内の人間関係を密にする企業が増えているといわれます。
あるホテルで「社長鍋」を毎月行っています。
社長鍋とは、月の一度、社員が社長と会食をしながら座談をする催しです。
約二百名の社員やパートの人たちを部署や係に偏りがないよう、十数名のグループに分けて行います。
きっかけは勇気あるパート社員の女性が「社長、私たちの声を聴いてください」と発した一言でした。
コミュニケーション不足から各部署の対人関係が悪化し、退職者が増え、お客様からのクレームが出るようになったからです。
社長鍋の日は、調理場、経理、フロント、客室係など様々な部署から、キャリア、や年齢、役職も異なる人たちが集います。
会社の最高責任者も同席する中で語り合うことで、理解と互助の関係が生じたといいます。
職場では、働く人たちの心と心の結び付きが良い成果を生み出します。
時には、立場や部署の垣根を越えて、良い関係をつくる工夫をしてみましょう。
今日の心がけ◆社内のコミュニケーションを深めましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)
企業であれば社長、大学であれば学長、そのような組織のトップに立つ者の仕事と、多くの従業員の業務では、役割が異なります。
ただ、組織全体を動かさなければならない視点と末端の各部署の状況では、物事の見る角度が変わるため、死角が生じることもあるかと思います。
そんな時、トップと従業員が直接対話することで、その組織の課題や、個々がどんなことを考えて日々の仕事をこなしているのか、異なる立場でどんな思いを持っているのか見えてきます。
それは仕事を通しての対話ではなく、砕けたコミュニケーションの場を作ることで、より率直な意見交換が可能になります。
本学では、組織も小さく、学長や管理職の教職員が事務室内に席を置いて、密にコミュニケーションを図れる環境にあります。
仕事以外の話題であっても気軽に声を掛け合い、互助の精神が成り立っていると思います。
私も年齢的には若手ではなくなってきているので、組織の上下の繋がりを保ち、気持ちよく仕事を進められるよう、その環境をサポートできるようにしていきたいと考えています。
係長(学生係) 中村 周