今日の心がけ~職員のスピーチ~
「長寿の秘訣」
2022.02.03
「それいけ!アンパンマン」は、1988年10月3日の第一話放送から、現在まで30年続いている長寿番組です。
子供達だけではなく、老若男女問わず、多くの人々から愛されている人気アニメです。
1話10分ほどで構成される内容の多くは、「アンパンマン」が「ばいきんまん」から顔を濡らされる、汚されるなどの攻撃を受け、劣勢になるものの、新しい顔に交換することで元気をもらい、「ばいきんまん」を退治するという流れです。
お話自体はシンプルでわかりやすいため、視聴者に飽きられないよう、登場するキャラクターを変えるなどの工夫がなされています。
これまで2200を超えるキャラクターが登場し、2009年にはギネスにも認定されました。
企業においても、お客様から持続的な支持を受けるには、常に新しい、柔軟な発想を持ち続け、商品に活かしていくことが肝要です。
会社にとって変えてはならない「核」となる部分を定め、その一方で、時代に応じた工夫をすることは、長寿企業に欠かせない要素でしょう。
今日の心がけ♦飽きさせない工夫をしましょう
私が働いている学食は、まさに飽きさせない工夫を継続していかなければいけない場所です。
学生は、年齢も若く色々な情報を知っています。その中で、どんなものに興味を示し、どんなものを望んでいるのか?
を考えていかなければなりません。文中にもありましたが、柔軟な発想をいつも忘れずに、そこを楽しんで取り組んでいけるように!
新年度から新しいスタッフも加わりスタートしますので、今までにこだわりすぎることなく、新しいことにチャレンジできたらと思います。
余談ですが、、、
やなせさんが本当に伝えたいことは、何だったのかな?とおもい、調べてみました。
アンパンマンと言えば、正義のヒーローアンパンマンが悪いことをするバイキンマンをやっつけるシーンが印象的です。
その結果、「正義は悪に勝つ」というところに焦点を当てているように感じますが、やなせさんが本当に伝えたいことは、「ひもじい人を助けること」なんだそうです。
『飢えることがいちばんツライ』
「悪人を倒すことよりも、弱い人を助け、ひもじい人にパンを一切れ分けてあげるほうがはるかに正しい。
ぼくが望む正義は、それほど難しいことではないのです。 ひもじい人を助けることなんですよ。
そこに飢えている人がいれば、その人に一切れのパンをあげるということは、A国へ行こうが、B国へ行こうが、正しい行い。
ヒーローは悪い奴をやっつけるけど、ひもじい人を助けるというのはないんだよね。
だから自分が物語を描くんなら、ひもじい人を助けるヒーローをつくろうと思っていたんです。
それがアンパンマンを描き始めた動機だそうです。
『なんのために生まれてきたのか?』
『人を喜ばせる為に生まれてきた』
このメッセージを伝える為に「アンパンマン」は作られたそうです。
子供向けの色々なパンをモチーフにしたヒーロー物語と思っていたら、こんなに素敵なメッセージが込められていたことに、感動しました。
アンパンマンの声の担当されてる戸田恵子さんが作者のやなせたかし先生の事を「やなせ先生こそ、アンパンマンのような方でした。
いつも『人が喜ぶことをしなさい』『やれるのにやらないのはダメだ』とおっしゃっていた。」と何かのエッセーに書かれているのをみました。
また、、、
アンパンマンには、誰もが知ってる歌「アンパンマンのマーチ」があります。
子どもの頃に何度も聞いたことがあると思います。
そして曲中にはこんな歌詞があります。
”そうだ!嬉しいんだ!
生きる喜び!
たとえ胸の傷が痛んでも
何のために生まれて
何をして生きるのか
答えられないなんて
そんなのは嫌だ!”
そして、こう続きます。
”何が君の幸せ?
何をして喜ぶ?
わからないまま終わる
そんなのは嫌だ”
と、、、「深いなぁ。」と、感じました。
大人になってあらためて歌詞をみて、
あなたは何のために生まれたの??
あなたが生きている理由はなに??
あなたにとっての幸せってなに??
あなたはなにをすることが嬉しい??
この問いにどう答える自分がいるかな??と、、、もう一度考えてみようと思いました。
何だか自然と、やらなければいけないことが浮き上がってくるような気がします!!!
食堂 松浦