今日の心がけ~職員のスピーチ~
声に表われる
2022.02.01
Kさんは職場の朝礼で1週間、進行係を務めました。
大きく、よく通る声を意識して、毎日の朝礼に臨んでいました。
ある日、同僚との会話中に、何度も「何?」と聞き返されることがありました。
その時に気にも留めずに、(耳が遠くなったのか?)と思っていました。
ところが、同じ日に、後輩との会話の中で、「すみません、よく聞こえなかったのでもう1度お願いします。」と聞き返されたのです。
その時、kさんは、日頃の自分は声が小さいことに気づいたのです。
もともと自分に自信が持てず、いつも遠慮がちな仕事の姿勢が、職場の声にも表れているのだと知ったのです。
朝礼の時は、(大きな声を出そう)と意識していても、普段意識していないところでは、自分の内面が声に表れていることに気がつきました。
その後は「声の大きさ」に意識を向けると共に、「声を発する自分」の内面を意識して、堂々と仕事をしようと努めています。
今日の心がけ◆自分をよく見つめましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)
私は子供の頃から人前に出るのが苦手で、声も小さく、大勢の陰に隠れるようにしていたと記憶しています。
それが、社会人として最初の職場の上司から、「もっと自分を前に出せ。大きな声で話すと少し楽になれる」そう言われてから、今に至っているのかと思います。
人前での恥ずかしさは、今でもあります。
先生方を見ていて、学生や生徒が集まっている教室で、スラスラ話せて語り掛けることができるなんて、信じられないくらいです。
先週も高校での進学説明会のため、希望する生徒を集めた教室で50分を2回話しました。
マスク越しのため、喉を使って声が通ることだけを考えていました。
生徒一人ひとりを見て想いを伝えることは難しいです。
それでも、終了後の個票提出の際、「よかったです。」という文字を見つけた時は、少し嬉しかったです。
コロナ禍が続くなかで、マスクの着用は必須です。
声がこもりがちになるため、相手には、音として伝えることと、気持ちを伝えることの両方を意識して努めたいと思います。
係長(学生係) 中村 周