今日の心がけ~職員のスピーチ~
使える物を見極める
2021.11.29
Hさんがホテルの化粧室に入った時のことです。
清掃員が、手洗い後に使用する乾燥機の一部を取り外して清掃していました。
あまりにも丁寧に清掃していたので「ありがとうございます。乾燥機を使わせていただきます」と、お礼を言って使用しました。
すると、清掃員は「ずいぶん年数が経っているので、新品を購入してもよいのですが、もったいないですからね。
メンテナンスをすれば十分に使えるんですよ」と話しながら、次の清掃場所へ向かっていきました。
その光景を見て、Hさんは〈自分の所有物でない物を大切に取り扱っていただろうか〉と自問自答しました。
そして、毎日身の回りで使用する物に対して、雑に扱っている物が多くあることに気がつきました。
職場や公の場において、買い替え時期が近い物もあるでしょう。
まずは、手入れを十分に行ない、その上で使用可能かどうかを確認しましょう。
本当に買い替えるべきかどうか、見極めることも、物を生かすことなのです。
今日の心がけ◆物を生かして使用しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
SDGsに取り組んだり、断捨離をする人も増えて、家からいろいろ使わないものが出て、リサイクルに出したり、サイトで売ったり、リメイクして他の物にしたりと、かしこく、生かしていることも増えました。
新しいものを購入して、すぐに捨ててしまうという時代はもう終わったように思います。
私も、子どもが昔使っていたおもちゃや服、使用しなくなった電化製品などリサイクルショップに持っていきます。
さすがにこれは買い取ってもらいなかな…と思って持っていきますが、1円だったり、10個で50円だったりと買い取ってもらえます。
もったいない!!は素敵な言葉だと思います。
捨てるものも再度見直して、使えるものは新たに生かしたりと、きっと素敵なアイデアは無数にあるものです。
自分の物は大切に扱うが、職場や公共の物は、雑に扱うといった人も少なくはないでしょう。
そういった態度は、少なからず行動にも表れるものだと私は感じています。
学生も、授業の時に出た消しゴムのカスを捨てずに机の上に置いたままで、誰かがやってくれるからと思っているようです。
毎日、シルバーさんが机の上や床をきれいに掃除してくれていることも、学生に伝えて、感謝の気持ちを持って、学校のものを大切に使って欲しいと思います。
物を大切にする人は、人を大切にすることができます。
私自身も普段何気なく使っている物に対しての感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思いました。
実習指導係 林