今日の心がけ~職員のスピーチ~
助手席からの指摘
2021.11.29
最近Nさんの息子が車の運転免許を取得しました。
息子の運転が心配で仕方がないNさんは、ことあるごとに助手席に座りアドバイスを送っていました。
ある日Nさんは、助手席に妻を乗せてドライブに出かけました。
すると、妻から「あっちの方が近道なのに…」などとケチをつけられ、内心面白くありませんでした。
その時にふと、息子のことを思い出したのです。助手席からいちいち指摘をされ、さぞ気持ちが穏やかではなかっただろうと反省しました。
助手席では、運転手のサポートはもちろんのこと車内の雰囲気への気遣いも必要です。
最小限のことは伝えつつ、運転手を信頼して任せる気構えを持ちたいものです。
今日の心がけ◆適切な伝え方をしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
助手席からの指摘は本当に嫌なものです。
そのことが発端で車内の雰囲気が悪くなるといったことを経験したことがあります。
同乗者への気遣いを忘れてはいけない、と今回の文章で考えさせられました。
このことは、車の運転だけに限らずあらゆる場面で同じことが言えるのではないでしょうか。
私たちの職場では学生と接しています。
まだ若い学生たちには、教えることがたくさんあります。
どこまで口を出すべきかその加減が難しくもありますが、自分で経験をしたことのほうが記憶に残り、成長するように思います。
大人としては手を差し伸べ失敗しないよう近道をさせたくなることもありますが、そこは我慢が必要なのではないでしょうか。
最初から正解を目指すのではなく、失敗も含めて経験を積んでもらい、その過程で時々フォローを入れたりそっとサポートすることが大人の役割なのかな、と今回改めて考えさせられました。
職場の人間関係や友人関係、子育てに関しても同じことがあてはまります。
まずは相手を信頼することから始め、まわりの人への気遣いも忘れないよう心掛けていきたいと思います。
入試広報係 西山