今日の心がけ~職員のスピーチ~
思い違い
2021.11.04
人間は錯覚に陥りやすい生き物だといわれています。
自分が他人に与えたものを課題に評価する「優越の錯覚」を例に挙げてみましょう。
夫婦を対象とした心理学の実験によると、自分の貢献度を高めに評価する傾向があることがわかりました。
会社における社員の貢献度に関する実験においても、同様の結果が得られています。
「優越の錯覚」に陥る理由としては、自分が他人のために行っていることには意識が向きやすく、他人が自分のためにしてくれていることは気づきにくいことが挙げられます。
相手がしてくれたことを記録したり、意識的に思い出すことで錯覚は緩和できます。
今日一日、自分や周囲を客観的に見るよう努めてみてはいかがでしょう。
今日の心がけ◆清掃を丁寧に行いましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
こちらの文章をよみまして、優越の錯覚という言葉を初めて知り、調べてみました。
心理学ではよく知られている言葉のようで、脳内の生物学的仕組みによって優越の錯覚がコントロールされていることまでわかってきたようです。
ほかにも気になる記事がありました。
人を見下すのは、自分の優越性を誇示したい心理からくるものだということです。
今の自分に満足しておらず不満だらけだったり、目的も楽しみも持てないタイプの人や、無意識の中で内面的に凄まじいコンプレックスがある人などが優越性を誇示する人に当てはまるといわれています。
自分の深層心理がそのような形で表面に出ているかと思うと、今一度自分のことを見つめなおす必要があるように感じます。
優越性を誇示する必要もないほどに、穏やかで満たされた気持ちでいたいものです。
感謝の気持ちを忘れないようにし、支えてくれる人たちの存在にいつでも気付ける人でありたいと思います。
入試広報係 西山