今日の心がけ~職員のスピーチ~
「睡眠負債」
2021.10.29
人は誰しも眠らなければ生きていけません。徹夜作業や極端な睡眠不足は、ストレスの元になり、
健康にも大きな影響を及ぼします。
(自分は六時間寝ているから大丈夫〉と思う人は多いでしょう。ところが、実は睡眠がわずかに足らず、
その影響はじわじわと蓄積するそうです。
アメリカのペンシルベニア大学などの研究チームは、「六時間睡眠を二週間続けた脳の注意力や集中力は、
二晩徹夜した状態とほぼ同じ」だと発表しました。
研究者たちは、こうしたわずかな寝不足の蓄積を「睡眠負債」と名づけて、健康寿命増進のために、
その解消を呼びかけています。
この実験結果は、より良い仕事をするために、日々の睡眠を見直すきっかけになるでしょう。
ちょっとした寝不足が、いつの間にか蓄積して、業務に不可欠な注意力や集中力に影響を及ぼしているかも
しれません。
必要な睡眠時間は、人によって個人差があるものです。〈最近、集中力が欠けているな〉と思った時は、
自身の睡眠の質と量を見直してみましょう。
今日の心がけ:眠りの質と量を保ちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
睡眠は、体を休めるだけではなく、心身の修復や記憶の整理をするための大切な時間だそうです。
この大切な時間、つまり睡眠時間が不足すると心身のメンテナンスが不十分となり、疲れが取れなかったり、いろいろな効力の低下となります。
現代では、24時間いつでもどこでもといった人々がそれぞれの生活リズムに合った便利な環境やインターネット、情報機器の発展により、眠らない時間や場所が睡眠不足に繋がっていることも考えられます。
厚生労働省が行った調査では、睡眠があまり取れていない人と全く取れていない人の合計は、男性が19.7%、女性が19.6%という結果が出ているそうです。
これは、日本国民のほぼ5人に1人は睡眠不足であり、睡眠の質が悪いと言えるそうです。
睡眠の質が下がる理由は、様々な要因があると思いますが、生活習慣やストレスが関係していると思います。
就寝前にスマートフォンを使用することは、画面が発するブルーライトが、良い睡眠に必要なホルモンのバランスを崩すそうです。
就寝前だけではなく、ゲーム機やTV、パソコンなどを暗い環境で使用するとこのブルーライトが目を通して身体に悪影響を及ぼすため、気を付けなければなりません。
質の良い睡眠をとるためには、ストレスをためないように自分自身の心のコントロールも必要です。
ストレスが原因で自律神経のバランスを崩してしまうと眠ろうとしていても交感神経が働いて、本当に眠れていないことになります。
睡眠の質が下がり、睡眠不足になると、身体への負担が増え、病気にも繋がりかねません。
ぐっすり眠って、すっきり目覚めるためには、”同じ時間に寝て、同じ時間に起きる!”基本的なことですが、この規則正しいことが心身のリズムを整えるとても大切なことだと改めて思いました。
実習指導担当 栗原