今日の心がけ~職員のスピーチ~

涼をとる

2021.10.27

暑い夏に食べたくなるのが、冷たい「かき氷」です。その歴史は古く、平安時代に清少納言によって書かれた『枕草子』にも記されています。
かき氷は、食べることで体の中から熱を冷ましてくれますが、それ以外にも、日本人は様々な方法で涼をとる工夫をしてきました。
その一つが「打ち水」です。打ち水をすることで地面の熱を奪い、周囲の空気を冷やす効果があります。
また、薄い生地で作られた浴衣や甚平は、体に熱がこもらないように工夫されています。
軒先に飾る風鈴は、見た目や音色で涼やかさを演出してくれます。
浴衣の模様なども見た目の涼の一つでしょう。
実際の温度だけでなく、それを感じる心にも着目した、先人の知恵を見習いたいものです。

◆今日の心がけ◆涼やかさを演出してみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

このお話を読み、ついこの間までの暑かった日々を思い出してみました。
マスクをしていたり、換気で窓が開いているせいもあり、以前よりも暑さが厳しく、エアコンがついていても、辛いなと感じることもありました。

このお話で上げられている、冷たいものを飲食し、中から冷ますことや、打ち水やミストで、周囲の空気を冷ますこと、音色や薄くした生地や流れる水の演出などで視覚や嗅覚などで涼しいと自分自身や周りに感じさせることなど、今よりずっと昔に考えられ行われていたことが、技術が進歩した今でも、変わらずに続けられていることに、少し感動しました。

これからは、逆に寒さが厳しくなる季節になりますので、何気なく行っている暖をとる方法や演出も昔の方たちが考えて、編み出した方法なのかもしれないと思いを馳せながら、寒い日でも楽しく乗り切れるように、表面だけではなく、心も温まる演出を考えていければ良いと思いました。

このお話を読んで、暑さ寒さだけではなく、何事も気持ち次第なのかもしれないと、改めて思いました。

庶務係 大澤

 

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