今日の心がけ~職員のスピーチ~
沖縄の七夕
2021.10.20
七夕といえば、一般的には、笹竹に短冊を飾る、7月の行事が思い浮かびます。
しかし、沖縄地方では、まったく違う行事が行われます。
沖縄県は、様々な年中行事を旧暦で行います。「お盆」は、旧暦の7月13日から
7月15日(新暦では今年は8月23日~25日)で、その約1週間前の七夕の日にはお墓を掃除します。
沖縄の墓地は大きく、家族・親戚総出で、先祖の眠るお墓を清めます。
お墓を大切にすることを通じて、祖先の「恩」を認識することは、自分自身の命に感謝し、今の自分をより充実させることにはほかなりません。
命の大本である祖先を象徴する、お墓に頭を下げることは、自己中心の気持ちからくる緩んだ心を去り、生活に節を入れる働きがあります。
「ご先祖様のおかげで、家族一同、元気に暮らしています。ありがとうございます」と感謝の報告をすることで、気持ちが晴れ渡り、生活にもエネルギーを得て、さらにやる気が出てくることでしょう。
今日の心がけ◆恩の意識を深めましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
私の好きな韓国ドラマで「秋夕(チュソク)」という祭日のシーンをよく見ます。
韓国では、旧暦の8月15日が秋夕という祭日です。
秋夕は、日本のお盆と同じように、家族揃ってお墓参をし、先祖へお膳を供えて過ごします。
韓国では旧正月と並ぶ最大の祝日だそうです。
そして、この日は満月で、日本で言う「中秋の名月」だそうです。
明るい満月を眺めながら願い事を言ったりするそうです。
これは、七夕の時に短冊に願い事を書くことに似ています。
韓国だけでなく、日本の都道府県によって、ご先祖様に感謝を報告する日が様々ということを知りました。
色々な国の行事についてももっと知ってみたいと思います。
沖縄の七夕もすばらしい行事だと思います。どんな時でも、先祖に対し感謝する気持ちを持ち続けていたいと思います。
実習指導係 林