今日の心がけ~職員のスピーチ~
機械頼みの脆さ
2021.10.08
八月八日は、日本珠算教育連盟が定めた「そろばんの日」です。
球を弾く時の「パチパチ」という音の語呂合わせから、昭和四十三年に制定されました。
そろばんの歴史は古く、日本には十五世紀初頭に伝来したといわれ、昭和の中頃までは、計算器具といえば「そろばん」という時代が長く続きました。
しかし、現在では、計算の実務においてそろばんが使われることはほとんどなくなり、使える人も限られた道具となってしまいました。
このように、手作業がコンピューターや機械に変わり、大幅に作業が軽減されたケースは至るところにあります。
しかし、それは電力がなければほとんどの作業が停止する、重大な脆さと背中を合わせているともいえるでしょう。
◆今日の心がけ◆機械頼みを見直してみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
このお話を読んで、震災の時に、電気、ガス、水が使えなかった時の不安な気持ちを思い出しました。
電気が使えなかったことで、お水が出なくなり、トイレが使えず、状況を把握したくてもテレビなどが使えなかったので、情報を得る手段がありませんでした。
ほんの一晩の体験でしたが、とても不便で不安でした。
ですが、これを何日も何週間も経験しなければならなかった人たちが現実に居ます。
明日は我が身と言いますので、今便利に使えているものが、突然使えなくなった時に、代わりになるものや、他の方法で使用する方法を考えておくことも、防災対策だと思います。
仕事をしている中でも、ずっと使われていたそろばんから、もっと素早く計算できるものとして主流になった電卓のように、パソコンやコピー機など、無くてはならない、便利なものが色々あります。
今更、何も無かった時に戻ることは、なかなか難しいですが、無いことを想定して、体験することは出来ます。
時間がかかり、面倒くさいと感じることばかりだと思いますが、一度、機会を作って体験しておくことは、もしもの時にパニックを起こさない為に大切だと改めて思いました。
庶務係 大澤