今日の心がけ~職員のスピーチ~
笑顔の効用
2021.09.28
Mさんは仕事中に、社長から「そんな難しい顔をしていないで、ちょっと笑顔になってごらんよ」と言われました。
〈突然、何を言うのだろうか?〉と思いながらも、仕方なくニコッと笑ってみたMさん。
すると、社長から、満面の笑みで「良い笑顔だ」と褒められたのです。
今までMさんは、笑顔を褒められたことはなく、ましてや社長から何かを褒められた記憶もありません。
社長の言葉に、嬉しさと恥ずかしさが混在しましたが、これをきっかけに、自分に対する見方が変わったのです。
〈自分では気づかなかったけれど、笑顔は自分の魅力かもしれない〉と思い、笑顔に磨きをかける方法を調べてみました。
笑顔づくりのポイントは、目尻を下げ、口角を上げ、歯を見せることを意識すると良いことがわかりました。
早速、Mさんは鏡の前で笑顔の練習をしました。
すると、鏡には良い表情の自分が映っていたのです。
その笑顔を見て、自分に自信が出てきました。
そして、〈笑顔になると、気持ちも明るくなるのだな〉と、心の変化も感じたのです。
今日の心がけ◆自分の魅力を知りましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)
何かを集中して考えなければならないような時は、表情がどうしても硬くなります。
気持ちが外を向いていないので、人を相手にする顔ではなくなります。
そんな顔では、話しかけたいと思っている人を避けてしまいます。
仲間と一緒に仕事を進めるうえで、相手を認知した時は、自然と笑顔になれるものです。
ただ、その切り替えが上手くできない方や、そもそも気付けない方もいるでしょう。
なかには、意図的に「話したくない」オーラを出して、相手との関係を遮断してしまう人もいるかもしれません。
笑顔とは、相手を受け入れる窓口になるそうです。
目元を下げ、口元を上げ、上の歯を見せる、それで笑顔は成立しますが、技術的なことを考えるより、心を笑顔にできれば、それが表情に生まれるはずです。
アメリカの哲学者の名言に「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」とあります。
感情とは、行動によって生み出されるそうです。相手を幸せにして自分も幸せになる、そんなコミュニケーションを意識したい思います。
係長(学生係) 中村 周