今日の心がけ~職員のスピーチ~

オンとオフ

2021.09.21

日本人プロゴルファーのM氏が、海外遠征に参戦した時のことです。
落雷を避けるため、待機している車の中でプレーの再開を待っている時です。
同伴プレイヤーのA氏が、待たされていることを気にする様子もなく、ラジオを聴きながら音楽に合わせて歌い出したのです。
M氏は、試合途中で集中力が途切れないよう気を張り詰めていましたが、A氏は真逆で、待機中を自身のリラックス・タイムに充てていたのでした。
ショットの際には、最大限に集中力を発揮し、それ以外の時には、気を張らず集中を解くことで、試合中のオンとオフを切り替えていたのです。
普段からオンとオフのコントロールができていれば、不測の事態に見舞われても、スムーズに切り替えができるのではないでしょうか。

◆今日の心がけ◆メリハリのある生活をしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

試合中や勝負の場であれば、集中力が途切れないように気を張り詰める気持ちは分かります。

気を緩めてしまったことで、今の流れが途切れてしまって、ミスをしてしまい残念な結果を招いてしまったらと思うと、なかなか張り詰めた気を緩めることはできないと思います。
ですが、そのままの集中力を保って臨んで、良い結果を出せるとは限りません。
気を張り詰めていたために、体や心が緊張してしまい、予想外の出来事に柔軟に対応できずにミスをしてしまうかもしれません。

ちょうど先日、テレビでカーリングの試合を見ましたが、5試合中に3試合勝った方が次のオリンピックの代表を決める大会に出場できるということでした。
私が見た時は、既に片方のチームが2連勝していて、あと1勝すれば勝ちという王手の状態でした。

負けているチームの方たちは、「負けたくない」「後がない」という気持ちで、緊張しているのだろうなと思いながら試合を見始めましたが、逆でした。
試合中に起きたミスを、あえて笑いに変えて、メンバー全員で気持ちを切り替えたように見えました。
そのお陰で、その試合から逆転し、次の大会への出場権を得ていました。
あの時のちょっとした気持ちの切り替えが、流れを大きく変えたようです。

力を入れっぱなしで、緊張させたままでは、次の動作が硬くなり、視野も狭い状態になります.
いったん緩めることで、違う方向へ動くことも、周りの状態を見ることも、できるようになります。

私自身、何かをする時にネガティブに考えて、気持ちも体も緊張させてしまい、なんだか体調まで悪い気がしがちです.
この試合を見て、今日のお話を読んで、緊張したり空気が重くなりそうな時こそ、あえて気持ちを切り替えるように、いったん全然違うことをしてみたり、面白いことを思い出してみたりして、気持ちを緩められるようにコントロールできるようにしていきたいと思いました。

庶務係 大澤

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる