今日の心がけ~職員のスピーチ~

感謝の思い

2021.08.10

 パソコンやスマートフォンの普及により、手書きの手紙を送る機会が少なくなったという人は多いと思います。
 エヌ氏もその一人です。友人や家族との連絡はメールが中心で、最近では、記念日のお祝いメッセージさえも簡単にメールで済ませてしまいます。
 ある朝、玄関を出るときに、妻から手書きの手紙を貰いました。会社に着いてから開封すると、日頃の感謝の思いがメッセージカードに綴られていたのです。
 すっかり忘れていましたが、この日は結婚記念日でした。手書きのカードを読みながら、時間をかけて書いてくれたことへの感謝が湧いてくると同時に、まるで高価なプレゼントをもらったような気持ちになったのです。
 エヌ氏はあまり字が上手ではありませんが、「いつもありがとう」という思いを込めて、妻にメッセージを書き渡したところ、大変喜んでくれました。
 相手への思いを伝えるのに、字の上手下手はあまり関係ないようです。普段、言葉にしない感謝の気持ちを手紙に記してみてはいかがでしょう。

今日の心がけ:手書きのメッセージを送ろう

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 昨今はついつい便利にメールを使ってしまいます。
必要なことを伝えたいときや非常に有効ですが、感情が希薄に映ったり、ぶっきらぼうに見えたりとデメリットもあります。

 さて、年賀状やダイレクトメールで、あて先も文章もすべて印字されたものに出くわした経験は誰しもあると思います。
そんなときみなさんはどうしますか、私はほとんど読まずに脇に置いてしまいます。

 本学では高校訪問等のあと、一言添えた葉書を出しています。
印字だけのものは記憶に残りませんが、一言でも手書きの文章があると記憶に残ります。

先だって私も暑中見舞いを友人たちに出しました。
あて名を書き、内容をまとめようとしていると相手の顔や所作が思い浮かびました。

不思議なもので、相手をそういうふうに考えると、優しさや思いやりの気持ちが一緒にペン先に乗っていくような気持になります。
おそらく相手も温もりを感じるのではないでしょうか。

 コロナ禍で人となかなか会えない昨今、また手紙を書こうと思います。

以上

進路支援担当 奥貫

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