今日の心がけ~職員のスピーチ~

学ぶ主体

2021.07.25

「自己啓発」という熟語に使われる「啓発」は、中国の古典にある『論語』の「憤(ふん)せずんば啓せず。俳せずんば発せず」に由来するといわれています。

「憤す」とは、知ることができずに煩悶(はんもん)すること、「啓す」は説明してわかるようにしてやること。
また「俳す」は、心でわかっていても囗で表現できないこと、「発す」は、十分に言い表わすことができるように教えてやることです。

つまり「啓発」とは、物事を深く理解しようともだえ苦しみ、どう表現すればよいか散々苦しんだ者でなければ教えることはできない、という意味になります。

充実した気力と情熱がなければ、何事も進歩はなく、苦しみ悩んだ後でなければ上達はしないものです。
自分を高めようという心意気もなく、努力を放棄してしまっては、向上するのは難しいでしょう。

ともすると私たちは、上達しない責任を「教え方が悪い」と、指導する者に転嫁しがちです。
しかし、あくまでも、「学びの主体は学ぶ側にある」というのが、「啓発」という言葉の本当の意味なのです。

今日の心がけ◆自ら進んで学びましよう(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)


何かの説明を行うとき、どのように言えば理解してもらえるか、何度もシュミレーションすることがあります。
しかし、ここにもあるように、あくまで学ぶ側がやる気がなければ、こちらがどんなに考えていても伝えることが出来ません。
そのやる気をこちらに向けてもらえるよう、事前準備をしておくことは必要だと思います。

その時に心掛けるのは、①ダラダラと説明しないように要点をまとめておく、②理解してもらいたい部分などを協調しておく、③具体例をあげる等、考えるときりがありません。

そして最後に、自分自身で振り返り、良かった点と悪かった点を残しておき、また人に説明することがあった時に、より良いものにしておくことが大切だと思いました。

教務係 田口

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