今日の心がけ~職員のスピーチ~

集金の心得

2021.07.05

新卒で工具店に入社したHさん。上司に同行しながら、営業職のノウハウを学び、一ヵ月が経過した時のことです。

上司から「月末の集金に一件、代わりに行ってほしい」と依頼されました。
注意点は「あまり早い時間帯に行かないように」ということだけでした。

集金の日、正午近くに得意先を訪ねると、「御用のある方は、午後にお越しください」という張り紙がしてありました。
そこで、午後二時に訪問すると、先方はまた不在でした。
仕方なく、翌日にもう一度訪問すると、「昨日は午後三時頃に戻り、集金に見えるだろうと思って、ずっと待っていたのですよ」と言われてしまったのです。

こうした行き違いが起きてしまったのは、訪問時間を事前に伝えずに動いてしまったからでした。
事前に電話を一本入れておけば、お客様を待たせることもなく、三度も足を運ぶ必要はなかったのです。

まずは事前に連絡してから訪問することを、新社会人として肝に銘じました。

 
  今日の心がけ:事前に確認をしましょう
  (『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

本文のHさんの学びは、仕事をする上での基本中の基本である「報連相の定義」の一例だと考えます。

本文の中のお客様は、月末の集金は毎月のことであって、「午後にお越しください」というメッセージを残したことでこのお客様自身は連絡ができていたと思ったのです。
またHさん自身も午後2時ごろを目安としたことで行き違った結果になってしまったのです。

本文から学ぶ、上司のいう”早い時間”を具体的に確認し、集金に訪問するアポイントを事前にとっていたらお客様を待たせることにはなかったでしょう。
また不在時に訪問をしたことや再来する連絡を入れていたら、ご指摘をうけることもなかったと考えられます。

報告・連絡・相談というのは、「言ったか、言わなかったか」ではなく、相手に内容が伝わったかどうかということなのでと考えます。
その意味がしっかり相手に伝わっていなければ、結果として何の意味もありません。

報連相不足で、社内外を問わず、こうした一つ一つの誤解やミスの積み重ねが自分自身や職場環境、ついには会社全体としての信頼度に繋がるのだと思います。

本文ではお客様ですが、私にとっては、学生や先生、実習園様、そして何より職場の方々へ向ける報連相で心がけていることは次のことです。

①相手にとって、自分にとって必要な内容であることを見極め、②正しく情報共有できるよう、③お伝えする前にもう一度、内容を確認する。
また、うける立場の時には、内容をきちんと理解するよう心掛けます。

今の業務担当をさせていただき2年目となり、まだまだ手探りでやっております。
これからも報連相を怠らず、一つ一つしっかり確認をしならがら、全ての信頼に繋がるよう業務に臨みたいと改めて思いました。

 

実習指導担当 栗原
  
  

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