今日の心がけ~職員のスピーチ~

いずれ菖蒲か杜若

2021.06.28

五月は花菖蒲が見頃の時期です。
古くは歌川広重の浮世絵にも登場し、昔から日本人に愛されてきた花です。
しかし、知られていないことが意外に多くあります。
花菖蒲はアヤメ科の多年草です。
同じアヤメ科の「菖蒲(あやめ)」と呼称されることが多い一方で、「菖蒲(しょうぶ)」と呼ばれることもあります。
漢字で書くと同じ字ですが、実は菖蒲湯に入れる菖蒲は、サトイモ科に属しているまったく別の植物です。
また、どちらも優れて甲乙つけがたく、選択に迷うことの例えとして使われる「いずれ菖蒲か杜若」という諺の杜若は、菖蒲によく似ています。
日頃、何となく使っている言葉でも、知らなかったり、勘違いしているものがあるのではないでしょうか。

◆今日の心がけ◆疑問に思ったことは調べてみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

私もこのお話を読んで、「あっ、そうだったんだ…」と思いました。
アヤメ=菖蒲だと思い込んでいたため、疑問にも思わず、調べようとも思いませんでした。
このお話を読まなければ、このまま一生、本当のことは知らないままだったかもしれません。

植物だけではなく、他にも思い込みや勘違いをしていることが色々あるはずです。

テレビで、使い方が思い違いされている言葉が取り上げられているのをよく見ます。
たとえば、
「役不足は力不足なわけではなく、力量があるのに役目が軽いということ」
「馬子にも衣装は、可愛いということではなく、どんな人でも外見を整えれば、それなりに立派に見えるということ」
「敷居が高いは、高級そうで気軽に行きにくいのではなく、不義理なことをしてしまった所へ行きにくいということ」などです。

このように知らず知らず、逆の意味で使ってしまっていた言葉が沢山あることに気付き、気を付けなければいけないと思う気持ちとともに知ることができて嬉しい気持ちになります。

今は、辞書だけではなくパソコンやスマホなどで、もっと簡単に調べられ、沢山の情報を簡単に得ることができます。
何でもかんでも検索することは、考える能力を低下させるということで、あまり好ましくないとも言われますが、何かを「知る」ということには、とても役に立つ良い道具だと思います。
そのためにも、適度に利用して、自分の中で勘違いしていることを「知る」ことを通して修正し、正しい知識を増やしていきたいと思います。

庶務係 大澤

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