今日の心がけ~職員のスピーチ~
腹が立っても
2021.06.24
人と接することが大好きなM君は、短気な性格が顔を出すこともあります。
入社から1か月が過ぎた頃、M君の教育担当の先輩から電話応対に関する指摘を受け、謝っていましたが、途中から身に覚えのないところまで指摘され、徐々に顔色が変わっていく自分自身を感じました。
帰宅後も先輩の顔が頭から離れないM君でしたが、そうした時に思い出したのが、叔父からの「職場や家庭で腹が立つこともあるかもしれない。
そうした感情は翌日に持ち越すなよ。何があっても翌朝には自分から挨拶するんだよ」との言葉でした。
翌朝、思い切って先輩に「自分から・笑顔で・大きな声で」挨拶したM君。
十年後の今日も充実した日々を送っています。
今日のこころがけ◆先手の挨拶を心がけましょう(「職場の教養」一般社団法人倫理研究所より)
入学当初は挨拶をすると、同じく挨拶を返してくれはするものの、表情が硬かったり、声が小さかったりした1年生も、6月下旬の今では、明るく元気に挨拶してくれる人が多くなりました。
私自身、本学に入職した当時、学生や教職員の間で交わされる明るい挨拶があふれる場であることに驚きと心地よさを感じたことを今でも鮮明に覚えています。
本学で身につけた挨拶の習慣は学生のみなさんにとっても、実習先や就職先で、周囲の人とのコミュニケーションを円滑にし、その結果として、自分自身を助ける力となるはずです。
コロナ禍でマスク生活が続く中、相手の表情が読み取りにくい不便さは感じますが、文章中に会ったように「自分から・笑顔で・大きな声で」、これからも明るい挨拶を心がけていきたいと思います。
図書館 大木