今日の心がけ~職員のスピーチ~
『この道七十年』
2021.06.23
昭和を代表する駄菓子・梅ジャムが、生産七十年の歴史に幕を下ろすことになりました。
長年一人で作り続けたのは、現在八十七歳の高林博文氏です。
終戦後、「家の経済を助けたい」という一心で、十六歳から露店で梅ジャムを売り始めた高林氏。
乾物屋でくず梅の梅肉を仕入れて、暇さえあれば鍋に梅肉を入れてかき回し、良い味加減を研究してきたといいます。
高林氏はあえて後継者をつくらず、重労働に耐え、時代の波に翻弄されながらも、七十年間梅ジャムを作り続けてきました。
その原動力は「親を助けたい。その気持ちで作り始めた」と語る、自らの原点にあります。
人は何かに行き詰った時、前に進もうともがくより、仕事を始めた時の気持ちや自分を支えてくれた人の恩を振り返ることで、進む道が見えてくるのかもしれません。
物事を続けるコツは、原点を忘れないことにあります。
七十年間この道一筋の気概に倣って、初心を忘れず、味のある仕事をしていきたいものです。
今日の心がけ♦仕事の原点を振り返りましょう
純真の学生食堂で仕事をさせて頂くようになった時から、この仕事に対する一番の想いは、できるだけ手作りの食事を提供し、残さず完食して頂けることです。
そして、学生や教職員のみなさんから「美味しかったです」と言われることを励みに日々頑張っています。
しかし、季節や天候によっても、売れ行きが左右されるため、どういうメニューなら皆さんに食べて頂けるのか?と考えていますが、時々行き詰まってしまうことがあります。
チーフである立場から、一人で何とかしようすることがありますが、サブチーフをはじめスタッフの皆さんの協力を得ながら、メニュー作りなどにも取り組んでいきます。
また、学食を利用して頂くためには、食べる側の立場考えることも必要なため、メニュー決めには時間がかかりますが、学食スタッフにとって、純真を想う時間になっています。
これからも、真心を込めた純真オリジナルの変わらない味を、皆様に提供していきます。
食堂 中田