今日の心がけ~職員のスピーチ~
朝礼での学びを活かす
2021.05.10
創業80年以上の老舗・香川県のK社は、金属屋根の製造・販売を手がけ、自社製品が著名な賞を受賞したことから、多くの人が会社見学に訪れます。
見学者は、受賞製品よりも、活力ある朝礼や社員が清掃する姿に関心を寄せるようです。
ところが、十数年前の工場内は、足の踏み場がないほど物が散乱していました。
朝礼も実施せず、仕事の開始時間もあいまいでした。
社員のO氏は「当時は物が散乱していても気にかけませんでした。
朝礼をきっかけに、工場内の美化や仕事への意識が一変したのです」と言います。
朝礼での学びは、社内に留まらず、家庭にも波及しました。
例えば、子供を注意する際に、〈はたして、自分はできているだろうか〉と振り返り、親である自分が率先して変わらなければと思うようになりました。
妻に対しても、以前は一方的に怒ってばかりのO氏でしたが、まず気づいた自分がやればいい」と行動するようになり、夫婦仲が円満になったといいます。
個々人のちょっとした変化が、家庭、職場に、良き影響を及ぼしていくのです。
今日の心がけ◆まず自分が変わりましょう(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
本学も朝礼を毎日行っておりますが、その日の予定や来客、お休み、出張など報告をしています。
それによって、来客の時間には、誰でも受付を行うことができ、ご案内がスムーズになったり、
今日は○○係が忙しいという事を知り、みんなでお手伝いをすることが出来ます。
そのため朝礼は情報共有する目的でも、とても有効です。
また朝礼をきっかけに忘れていたことなど、気付かされることは多くあります。
ただ朝礼に参加しているだけではなく、全体の動きや、仕事の優先順位について考え、よい影響を与えられるようにしていきたいと思います。
教務係 田口