今日の心がけ~職員のスピーチ~
『官職の心得』
2021.05.06
美濃の国岩村藩の出身で、江戸時代中期に儒学者として活躍した佐藤一斎は、『言志四録』という書を残しました。これは倫理道徳の書として、今日まで多くの庶民に愛されてきました。
同書には、人として生きていく上で必要な人間学が数多く記されています。その中から、〈公務員の心得〉という項目を紹介しましょう。
「官職にあるものにとって好ましい文字四つ(公平無私、正直、清簾潔白、敬慎)を守っていれば、決して過ちを犯すことはない」
「官職にある者にとって好ましくない文字四つ(不公平、邪悪、不品行、傲慢)のことを犯したならば、みな禍を招くことになる」
これらは公務員のみならず、職場内でのあらゆる人間関係、または、お客様への応対やクレーム処理などにも活用できる心得です。
先人が遺してくれた人生哲学を学び、社会生活を営む潤滑油として生かしていきたいものです。
今日の心がけ♦先人の知恵に学びましょう
こちらを読みまして、好ましい文字四つ、好ましくない文字四つは、誰しも心の中に持ち合わせているものなのではないかと、私は感じます。
職場内でのあらゆる人間関係を築くうえでも、本当に大切なことだと思います。
私が働く学食も、スタッフ一人ひとりの個性があり、得意なこと、不得意なことも違います。
どうしても、自分の物差しで人をはかってしまうものですが、相手の立場になり見守り、認め合えるようしていきたいと思います。そして、その人の悪い部分を見るのではなく、良い部分を見ることのできるよう、どんなときにも、プラスの気持ちを忘れずに、日々、謙虚で正直に仕事に取り組んでいきたいと、改めて思いました。
そして、協力し、楽しく仕事に取り組めている、良い雰囲気が埼玉純真の学生の皆さんにも届き、食堂を利用してくれる学生が、一人でも多く増えることに繋げていけたらと思います。
食堂 松浦