今日の心がけ~職員のスピーチ~

春の訪れ

2021.04.27

 暖かな陽気が気分を晴れやかにし、街が賑わう中、活発に活動するのは人だけではありません。
春の訪れを待ち望んでいるように、虫たちも冬眠から目覚めて様々な場に顔をのぞかせます。
 ある日、須藤さんの2歳になる娘が蜘蛛を指さし「虫おるね~」と言ってきました。
その方向を見ながら、須藤さんは「そうやね。『く・も』って言うねんで」と娘に教えました。
 すると娘が「くも」という言葉を覚え、蜘蛛がいると「くも、おるね」「くも。おるね」と笑顔で教えてくれるようになりました。
 そのような娘の姿を見ながら、<今まで家の中で蜘蛛を見つけるたびに、何も害を与えられていないのに毛嫌いしていたな>と気づき、娘の笑顔を届けてくれた蜘蛛に対して親しみを覚えるようになりました。
 寒い冬を乗り越え、暖かい春を楽しみにしていた多くの動物や植物とともに、春の訪れを喜びたいものです。

 このお母さんのようにクモという小動物を通して、娘さんの笑顔を始めとした言動を見聞きし、その成長を感じられたことは彼女にとって得難い体験でしょう。

自分の苦手意識(毛嫌い=苦手)が娘さんの言動により消失したのも良い体験だと思います。

 さて、春は穏やかなイメージがありますが、生存競争の幕開けでもあります。
今春、最初に見たのは蝶々でした。
自宅の庭を菜の花畑にしたのですが、咲くと同時に蝶々が乱舞し始めました。
と申せば穏やかな春の陽ざしの中、彼らが舞い踊るというイメージが浮かぶことでしょう。

ただ現実は、あっという間に青虫が葉っぱを食い荒らし丸坊主にされてしまったことは記憶に新しいです。
 とはいえ、春はうれしいものです。
明るく、華やかで輝いているのが春です。
その中で生存競争があるなど自然はいろいろキツいところもありますが、この温かで芳しい空気をたくさん吸い、心穏やかに新しい日々を送っていきたいものです。

学生たちにもそういう自然的な物事を教えていければと考えます。

今日の心がけ♦生あるものを大切にしましょう

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

以上

進路支援担当・子ども支援地域連携センター担当 奥貫

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