今日の心がけ~職員のスピーチ~
修正能力
2025.04.28
ハードルの選手として活躍した為末大さんは、かつてインタビューで次のように質問されたことがあります。
「いわゆる運動神経が良いとは、どういう状態のことをいうのでしょうか」
おそらくインタビュアーは、生まれつきの能力といった答えを想定していたはずです。
しかし為末さんの答えは予想とは少し違いました。
「僕は、修正能力の高さだと思います」
熟練した選手は、頭に思い描いたイメージと実際の動きのズレを察知し、それを補正する能力に長けている、と為末さんは説明します。この補正が的確にできることが、運動神経が良いということだと言うのです。
アスリートの運動神経はまねできないかもしれませんが、考え方だけならば、仕事にも応用できるのではないでしょうか。
たとえば、人前でスピーチをしたけれど、思い描いたようにできなかった場合、理想の姿と実際の自分とのズレを補正してみましょう。何事もまずは理想となるイメージを持つことが、上達へのカギになるでしょう。
【今日の言葉】理想を描いて近づく努力を コミニケ出版より
学生の頃に先生から、成功している姿を思い浮かべてプレーをしてごらんと言われたことを思い出しました。
目を閉じて自分がプレーしている動作を思い浮かべ、タイミングを想像したあとにプレーをして良い結果を出したことがありました。
仕事でも同じで、思うように物事が進まなかったときや、問題が起きた時には一度立ち止まり、一旦頭の中で整理し、修正していく力を高めていくことが必要だと思います。
文武両道と言うように運動も勉強も同じで、理想や目的を持ち2度同じ事を繰り返さないように、補正を続ける努力を継続していきたいと思いました。
学生係 田口