今日の心がけ~職員のスピーチ~
調和を取る
2025.03.31
一つの出来事を「成功か失敗か」、誰かのことを「味方か敵か」など、極端な決めつけをしたことはないでしょうか。
たいていの物事には、さまざまな要素があり、白黒はっきり区別が付けられないものです。人間関係のトラブルが起こったときでも、どちらか一方が絶対に正しい、もしくは悪いというケースはほとんどないはずです。
そのため、悩んだときにゼロか1OOかで考えてしまうのは、とても危険なことだといえます。
日本では昔から「中庸」が重視されてきました。極端に偏らず、調和を取るという考え方です。
たとえば、仕事で失敗したときに「私にはこれ以上は無理」と決めつけるのは良くありません。現状を受け入れつつ問題を改善するという、中庸にあたる答えが必ずあるはずです。
若いときには答えがわからない人生の問題も多いものです。極端な答えを出す前に、しばらく時間を置いて考えてみるのも一つの選択です。
ちょうどよくバランスを取る方法を見つけていきましょう。
【今日の言葉】「中庸」を心掛けましょう
(『月間朝礼』:コミニケ出版より)
昔は難しい、大変だと感じていた業務でも、かける時間も重い気持ちも減ってきた業務があります。経験を重ねてきて、より業務が見えるようになり、できることが増え、同等やそれ以上の重さのある業務をするようになるからだと感じます。その時の自分の状況・気持ちですぐ判断してしまいますが、見方や考え方を変えると、違った捉え方もできると後で気づくこともあります。
人間関係でも、何かあったときには自分の考えで判断しがちですが、双方の視点で考えることはもちろん、組織であれば全体として何が正解かと考えられることが必要だと思います。
何事にも安易に決めてしまわないように、広い目で見て把握し、ゼロか1OOかではなく、現状の問題点を洗い出してどう改善できるか、そのような視点でいられるようにしたいと感じました。
教務係 相馬