今日の心がけ~職員のスピーチ~
わが家のかかりつけ
2025.02.28
Yさんの家では、かかりつけ医とかかりつけ薬局を決めています。
両親の介護をするにあたり、何でも相談できる医師と薬局の必要性を感じたからです。最近は、医療の面に限らず、かかりつけを持つことが大事だと思うようになりました。それは、次のような出来事があったからです。
ある日洗濯機が動かなくなり、困って近所の電器店に電話を掛けると、夜間にもかかわらず駆けつけてくれたのです。修理してくれただけでなく、その後の使い方のアドバイスもしてくれました。
また、エアコンの調子が悪いので買い替えようと相談したときは、「まだ十分使えますよ」と、無料で修理をしてくれたのです。付き合いが長く、Yさんの家の事情を把握してくれているお店だからこそ、安心して相談することができます。
量販店や通販が便利なことは知っていますが、家族全員が高齢になった今、近所の酒屋さんや魚屋さんなど親身になってくれる存在をありがたく感じます。
高齢化社会の現代、これからは生活に寄り添うさまざまな業種の「かかりつけ」が求められるでしょう。
【今日の言葉】お客さまに頼られる存在になりましょう
(『月間朝礼』:株式会社コミニケ出版より)
私にも「かかりつけ」が幾つかあります。主に病院ですが、困った時、辛い時に、治療だけでなく、話せるだけでも気持ちが楽になります。
生活している地域の開発が進んでいて、病院やお店など、新しく出来た施設などが増えました。建物が新しくて、たぶん設備も最新で魅力的ではありますが、古くても以前から関わっている所なら、前からの症状を分かっている上でのアドバイスが貰えたり、辛いことでも話せたりすることもあるので、長年のお付き合いというのは大切にしたいと思っています。
ですが、直感的にいつも悪意を感じると思ってしまうようなお付き合いは、古くからのお付き合いでも、深くはしたくありません。
お仕事で考えても、分からないことやトラブルのことを相談すると、快く的確に答えてくれたり、改善策をアドバイスしてくれたりする人が常にそばに居てほしいと思っています。
小さなことでも、相談できる人が居るのと居ないのとでは、業務を行っている上での安心感は全く違います。
このお仕事の「かかりつけさん」が居てくれないと、困った時に自分だけで何とかしなくちゃ…という変な責任感の気持ちになり、誰かに話したところで、皆もそれぞれ大変で、本当の辛さは誰にも分かってもらえないなどと、孤独感と恐怖心でいっぱいになり、マイナス思考の悪循環をします。
幸い私には、お仕事のアドバイスなどをしてくれる人が、近くではなくちょっと距離のある所ですが居てくれます。そして、お仕事やそれ以外のプライベートでも、辛い時や困った時に、話を聞いて励ましてくれる人が近くに居てくれているので、時々悪循環をしてしまいながらも、今日まで頑張ってこれました。
地元のかかりつけ医と同じくらい、とても大切な存在です。
私自身、長く社会人をしてきたので、役立つかは別として、変な雑学や記憶はあったりします。そんなことでも、誰かの中での頼れる存在であれば良いのですが、頼れるまでではなくても、せめて、誰かにとっては、あの人が居てくれて良かったと思ってもらえる存在であれば良いなと思います。
2025.2.26 庶務係 大澤