今日の心がけ~職員のスピーチ~
フランスの桜
2021.04.09
飲食店に勤めるOさんは、かつてフランスに住んでいました。
フランス在住のこ頃、「日本の何を一番懐かしく思い出しますか?」と尋ねられた時、Oさんの脳裏に浮かんだのは「桜」でした。
フランスにも桜はあるものの、日本で見てきた桜とは違うものでした。
日本の桜は、桜並木のようにまとまって植樹されていることが多く、そうした日本独特の桜の風景を、フランスに住むようになって、懐かしく思い出したのでした。
物事には、離れてわかる良さがあります。
また、他と比較することで、その物の特徴がくっきりと浮かび上がることがあるものです。
◆今日の心がけ◆当たり前のことを見直してみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
今、世界がこの「今日の心がけ」の言葉を実感していると思います。
私自身も、当たり前に出来ていたことが出来なくなっている現状や、当たり前にあった景色が見られなくなっていることに、寂しさを感じることがあります。
その時、それらが私にとって、とても大切なもので、癒しの空間だったことを改めて感じています。
完全に無くなってしまったわけではありませんが、コロナという未知の障害のせいで、またいつ元通りの世の中になるのか?その時に、また同じような時間や景色が見られるのだろうか?と考えても、明るく前向きな答えは浮かばなくなっています。
ですが、そんな中でも、身近なことに目を向けてみると、毎日お仕事している埼玉純真は、一時は在宅勤務になりましたし、授業やオーキャンなどがウェブになったりと制限されることもありますが、それ以外は、ずっと変わらずに皆さんに会えているし、変わらずにお仕事ができています。
世の中が行動しづらく、当たり前のことがしづらくなってる中で、一番身近な場所が当たり前にあってくれてることに改めて気付けて、本当に良かったなと感じています。
学生にとっても、埼玉純真が当たり前の自分の居場所に感じてもらえると良いなと思います。
そして、いつも当たり前に有るものや場所は、誰かの思いや、沢山の人の努力などで存在しているものだということを、無くしてしまうまえに、その都度気付いていけるようにしたいと改めて思いました。
庶務係 大澤