今日の心がけ~職員のスピーチ~

読書

2024.10.18

 明日、4月23日は「世界本の日」です。国際的な記念日として、1995年
ユネスコのパリ総会において制定されました。本の良さを再認識し、書籍や
作家への敬意と、主大庵や著作権の保護を促進するのが主な目的です。
 日本では、2001年4月23日を「子ども読書の日」に制定して、子供の頃から
本に親しんでもらう活動が盛んに行われています。
 上皇后美智子さまは、『橋をかける― 子供時代の読書の思い出』の中で、
「本の中で人生の悲しみを知ることは他者への思いを深め、作家の創作の源とな
った喜びに触れることは、読む者に生きる喜びを与えます」と書かれています。
 情報ツールが紙媒体からインターネットへと移行して、本もスマートフォンや
タブレットで容易に読める時代ですが、読書よりも、その他の用途に活用する機会
の方が多いのではないでしょうか。
 読書による脳の活性化は、認知症などの病の予防効果があるそうです。知性や
感受性を磨くためにも読書の習慣を持ちたいものです。
 
今日の心がけ◆本に親しみましょう
  (『月刊朝礼』:コミニケ出版より)

 

 現代はネットで検索すれば、大体の答えをすぐに知ることが出来る時代です。
読書にしてもスマホがあれば、大体のものが書店で購入そたり図書館で借りたり
しなくても読めます。
 そんな便利な時代であっても、デジタル機器を使用するにあたりブルーライト
を浴び続ける視力低下や、靭帯における健康被害が問題視されています。
 昔から、外国から伝来した漢字や儒教、仏教などの宗教、哲学、天文学、医学等も
紙の巻物や本で伝わってきています。日本の文化や歴史を知るすべは、軍記、和歌
物語、草紙、帳簿など紙に記された文字により語り部とともに現代に歴史として
次世代に伝え続けられています。調べたところ、ユネスコによると本は歴史的に
知識の普及の最も協力的な要素であり、その保存の最も効果的な手段であったと
述べています。
 紙にはデジタルにはなしえない、自然の温もりが感じられます。純真の学生は
絵本を手に取る機会が多くあり、子どもたちは、先生が読み聞かせる絵本や紙芝居
が大好きです。どんなに騒いでいてもみんなの視線は物語の絵と先生の声に静かに
一点集中します。色々な見聞と知識を与えてくれる、目に優しい紙の本の重さを
感じながら、純真の学生と未来あるこどもたちとともに、心豊かな人に育ち続けて
行けたらと思います。

実習指導係 臼倉
  
  

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