今日の心がけ~職員のスピーチ~

次につながるゴール

2023.10.23

 「活力朝礼」に取り組み、一日のスタートに意識を向ける企業が増えています。
一方で、一日のゴールとなる「終業時」の取り組みはどうでしょうか。

 A社では、一日のけじめに就業間際の「終礼」を始めたところ、様々な面で効果を発揮しています。
 社員からは、「時間内に終わらせる意識が高まり、メリハリのある仕事ができるようになった」「一日の最後に翌日の予定を確認する場ができて、次の仕事がスムーズに始められるようになった」という声が聞かれました。

 「スタート」があれば「ゴール」があり、また次の「スタート」に続いていきます。
そのつなぎ目の「ゴール」をどのように切るかが、より良い次のスタートにつながります。
 それは、一日の就業時間も、一週間、一カ月、一年間といった暦の区切りも同様です。

今年も最後の月に入りました。
今年一年のやり残しを見直して鮮やかに締めくくり、気持ちよく新しい年を迎えましょう。

今日の心がけ◆ゴールを次のスタートにつなげましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)


 一日の最後には、その日の仕事の片付けをします。
出した書類は基に戻し、なるべく処理できるものは済ますようにして、もし途中になってしまう場合ば、どこまで作業が終わっているかなどを整理しておきます。
そして、明日にやることの確認と準備をして、必要な時には、関係する他の人への連絡や共有もします。

自分が忘れたり、慌てたりしないためですが、これが十分にできると、翌日もスムーズに仕事に取り組めます。
忙しくばたばたしてしまった日は、終業が疎かになり、翌日にしわ寄せがいったり、うっかりしてしまうこともあるため、仕事の終わり方は大切だと感じます。

 個人で処理できる仕事の他に、係や委員会など、複数人で行う仕事もあります。
特に全教職員で取り組む行事は、最後に締めを行ってどうだったか共有し、振り返りアンケートと改善案を考えていますが、この話の通り次につながる終わり方をしていると思います。

仕事ひとつひとつに取り組む中で、区切りのタイミングをうまく見計らい、確認や見直しを行い、次につながるように締めくくれるよう意識したいと思いました。

教務係 相馬

そうですね。
このスタートとゴールを連結して考えるのはすべての流れをスムーズにさせてくれますからね。
物事のゴールはその時点ですでにスタートとなっています。

ちょうどリングのようになっていると考えればよいでしょう。
スタートとゴールが一本の直線になっていればスムーズに回転することは難しいでしょう。
しかし、物事はトラックでのリレーのように、すべての時点が始点であり終点でもあるといえます。

アメリカでは卒業式を“commencement”というそうです。
これは「開始」の意味ですが、卒業式が新たなスタートということです。
“graduate ”もラテン語の “gradus”の「登る、上昇する」の意味で新たな段階での出発を意味します。

業務において考えられるのは「出船の精神」で日本海軍で言われていました。
これは仕事の終わりには、つぎのスタートがスムーズになるように整えて終業にしようとの意味です。
業務で“To Do List” を活用している人はこれが常にできてますね。

仕事でも生活でもすべてのものがリングのようにアナログ的に継続しています。
すべてがスムーズに進んでいくためにはこの連結を大切にしなければなりません。
一日の最後には翌日のスタートを想定して業務確認をしていたいですね。

藤田

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