今日の心がけ~職員のスピーチ~

「引き算の効果」

2023.10.09

 法人向けに火災保険の営業をしているNさん。商品の説明を受けている時のお客様の反応が、ここ最近あまりよくないことを感じていました。
 そこで、営業成績が優秀な先輩にロールプレイングをお願い致しました。
すると先輩から「伝えたいことをたくさん詰め込みすぎている。もっと絞っても伝わるはずだから話す内容を削ってみたら」と、アドバイスされました。
 
話す内容を絞ってみると、これまでの半分の時間でもお客様は理解を示します。
また、簡潔な言葉で伝えるために、反応も良くなったように感じました。

 Nさんは、これまでの営業トークから「引き算」して内容をコンパクトにした結果、最も必要な情報をお客様に伝えることが出来るようになったのです。
 現在では、後輩と本番さながらのロールプレイングを繰り返し行い、営業トークに磨きをかけています。
 要点をしっかりと捉えることで、相手に伝わる情報の質が高まります。

そのためには、自身の取捨選択が重要となるのです。

今日の心がけ♦余計な部分は捨てて簡潔に伝えましょう

 人間が集中できる時間には限りがあります。
話を聞く時間としては、1分半がベスト、2分半で限界と言われます。

「70秒の法則」というものをご存じでしょうか?
人の集中力のピークは、70秒まで、これ以上時間をかけると相手の興味や関心が薄れてしまうとの事です。

例えば、ニュース番組の原稿などは、ほとんどが70~90秒の長さにまとめられているそうです。
人に話を聞いてもらう、その為には、どうやらテクニックが必要なようです。

 私自身、何か夫に説明するとき、余計な事ばかりベラベラ話して「で、結局何の話だ、まずは結論から話してくれ」などと言われます。
それがカチンときて、つまらない小競り合いになることが多々あります。

報告や会話などで、相手をイライラさせたり、つまらないと思われないよう、わかりやすく理論的に話すことを心掛けて「伝え上手」になりたいものです。

食堂 五月女

そうですね。
他人に伝えることは本当に難しいことです。
経験や知識などがことなっていますから、同じことを話しても人によって理解度が異なります。

その話題が相手が聞きたいと思っているものか、あるいはそうではないものかによっても異なります。
いずれにしても、ここで言われているように簡潔に分かりやすい言葉で表現することが大切ですね。
箇条書きの要領で話すことといわれますが、まさにこのことなのでしょうね。

話し方のテクニックについて多く述べられています。
まず「話し上手は聴き上手」とあるように、話す時には耳を傾け聴くこと(傾聴)がまず大切でしょうね。
また、話は口と耳だけではないことを知っておくことも重要です。

人は視覚によって多くの情報を得ています。
そのためにボディランゲージが重要となります。
伝えようとする熱意は口調に現れますが、表情や態度にも強く表れます。

このようなことから話をする場合には相手をよく見て、相手が何を聴きたいかを聞き取りながら話すことが大切です。
また、その話の内容も簡潔で、相手に合わせて分かりやすい言葉を選んで話すことです。
「人を見て法を説け」と言われるとおりです。

ビジネスでの会話は特に結論と要点、メリットとディメリットなどをはっきりさせることが重要です。
“Business”は “Busy”に”ness”がついたものですから、時間との関係が重要となります。
ですから仕事など時間が重要な場面での話は結論と要点の明確さが大切です。

ビジネスを交えない個人的な会話は、これとは反対に余計なことと思われる内容を楽しみましょうね。
この会話を楽しくさせるためには読書や講演などで知識を深めておくとより楽しめますよ。
本学の学生にはこの会話を楽しむためにも人生を豊かにする教養部分を膨らませることもして欲しいですね。

藤田

 

 

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