今日の心がけ~職員のスピーチ~
「小さな約束」
2023.10.09
私たちの生活の中には、様々な約束事があります。
例えば、車を運転する場合は道路交通法があり、社内には就業規則や各種規程が存在します。
法的な決まりは、守らなければなりません。
しかし、私的な小さな約束は、案外と疎かにしていないでしょうか。
М氏がある日、妻と二人で食事に出かけた時の事です。
何気ない会話の中で突然妻から、「結婚して20年経つけれど、夜ご飯を家で食べると言っておきながら、外で済ませてきたことが何度もあったわよね」と言われたのです。
М氏はこれまで、〈家で夕食を食べる〉と伝えておきながら、外で食べて帰ることが度々ありました。
〈たかが食事の約束ぐらい、、、〉という安易な思いが、М氏にはあったのです。
公私にかかわらず、約束を破ることは周囲の人や組織に迷惑をかけるだけでなく、時には人間関係の不和にもつながります。
身近な日地の小さな約束を忘れてしまったり、守っていなかったことがないか、再確認してみましょう。
今日の心がけ♦約束は厳守しましょう
約束とは、相手に対し又はお互いに取り決めを行なうという事。
小さな約束でも、守ることは、その内容によってはとても難しいことだと思います。
その約束が守れなかったら、友達との関係、職場での関係、家族との関係もぎくしゃくしてしまいます。
約束事は、忘れずこれからも守っていきたいです。
食堂 竹島
そうですね。
約束は一方が忘れていても、他方が不思議といつまでも覚えているものですね。
これは人によってそのことの重みが異なるからでしょうか?
先般、60年以上も経って「うどんまでおごってもらってないよね」と懐かしさを込めて言われました。
「小学校のときねん挫したフジちゃんをおぶってあげた時に言ったよな」と。
足をねん挫したこと、おぶってもらってことは覚えていましたが、私はその約束をすっかり忘れていました。
この時、「人はしてあげたことは覚えていても、してもらったことは覚えていないものだ」と申し訳なく思いました。
このAさんも同じように軽い気持ちで、その場しのぎの約束事はすぐに忘れてしまいます。
それは相手にとっては大切なことでも自分にとってはそれほど重要なことと認識していないからです。
気をつけなければならないのは、身近な人との約束です。
つい甘えが出てしまう結果、「またね」「こんどね」「時間があったらね」の「ない」に等しい約束をしてしまうのです。
家族などの身近な人とであっても、必ず「〇月〇日」「どこで」などの具体的な設定をしなければなりませんね。
「忘れる」ことは「心に亡い(気持ちがない)」ことを意味しています。
本学の学生が子どもたちとの約束は必ず守るようにして欲しいですね。
そのためにも教職員が学生との約束を守っていくことが大切です。
藤田