今日の心がけ~職員のスピーチ~
「危険予測」
2023.10.09
自動車事故の原因は、ドライバーの年齢にかかわらず、アクセルとブレーキを踏み間違えた、前方を見ていなかった、スピードを出しすぎたなど様々です。
仕事でもプライベートでも車の運転をするYさん。
自動車事故のニュースを見ると、他人事ではないと感じています。
Yさんは、そのようなニュースを見るたびに、自動車教習所に通っていた時に言われた指導教官の言葉を思い出します。
「車を運転しているときは、いつ何が起こるかわかりません。
〈脇道から子供やお年寄りが飛び出してくるかもしれない〉と危険を予測しながら運転することが大切です」というものでした。
〈運転に慣れている〉と、自分の運転技術を過信していると、事故につながる恐れがあります。
車の運転は、注意し過ぎてもし過ぎることはないでしょう。
Yさんは運転をする前に愛車に「安全運転で行きましょう」とあいさつをし、危険を予測しつつ緊張感を持って運転しようと、改めて心に決めました。
今日の心がけ♦安全運転をしましょう
実は、私も最近知ったのですが、車を運転していて、ヒヤリとした場所、ハットした場所、事故が起こりやすい場所を表す言葉で、特に気をつけましょう。
注意喚起を促す言葉だそうです。
車を運転していて、万が一事故をおこすと、業務上過失という罪になります。
一般の過失致死傷罪よりも重く罰せられる、つまり車を運転するという事は、人の生命や身体に危険を及ぼす恐れがある業務に従事しているとみなされるのです。
運転技術を過信するのではなくても、運転には慣れている、いつもの道だから慣れていると、ついつい日常のあたりまえになってしまっている気持ちを今一度引き締めて、安全運転を心掛け、緊張感を持ってハンドルを握りたいと思います。
食堂 五月女
そうですね。
1 件の重大事故のウラに、29 件の軽傷事故、300 件のヒヤリハットがあると言われています。(厚生労働省)
現在、このヒヤリハット活動は至る所で採り入れられ、幼児教育施設でも事故防止に役立てています。
大阪などではヒヤリ・ハットにプラスしてキガカリ活動も行われています。
周囲の気になるチョトしたことに気付くことが大きな事故防止に繋がっていきます。
多くの人もヒヤリとしたり、ハッとしたことにもたびたびであったと思います。
これは「いつもと同じ」「まあ、大丈夫だろう」「慣れているから」などといった気持ちから、ヒヤリやハッとが生れます。
内閣府子ども・子育て本部から「令和2年教育・保育施設等における事故報告集計」が公表されています。
「事故の発生場所は施設内が 1,815 件〔90%〕、そのうち 994 件〔55%〕)は施設内の室外で発生」とのことです。
保育現場での事故を防ぐためにも、保育者は事前に危険個所、危険想定箇所に注意を向け、ヒヤリ・ハット・キガカリ活動をしなければなりませんね。
このような事故を防ぐためには、常に周囲の環境に興味と関心を持っていることが大切です。
それ以上に子どもたちと一緒にいられること、働けることに感謝をする気持ちが重要です。
本学の学生がこのような気持ちと行動で保育にあたって欲しいですね。
藤田